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	<title>高橋 颯人 &#8211; FIELD NOTE</title>
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	<description>― 制作現場の経験を、共有する文化へ。ディレクターの現場で生まれた知見を“ノート”として残す。明日のチームを少しだけ良くするための、実践的メディアです。</description>
	<lastBuildDate>Fri, 10 Apr 2026 07:19:54 +0000</lastBuildDate>
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	<title>高橋 颯人 &#8211; FIELD NOTE</title>
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	<item>
		<title>数字の報告会はもう終わり。データで「犯人探し」ではなく「宝探し」をしよう</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/04/08/data-meeting-treasure-hunt/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Apr 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクター]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[データ分析]]></category>
		<category><![CDATA[プロジェクトマネジメント]]></category>
		<category><![CDATA[会議]]></category>
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					<description><![CDATA[毎週の定例会、こうなっていませんか。 担当者がGA4のスクリーンショットをスライドに貼る。「先週比でセッションが-18%でした。PVも-12%です」と読み上げる。会議室が少し重くなる。誰かが言う。「なんでこの数字、下がっ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>毎週の定例会、こうなっていませんか。</p>



<p>担当者がGA4のスクリーンショットをスライドに貼る。「先週比でセッションが-18%でした。PVも-12%です」と読み上げる。会議室が少し重くなる。誰かが言う。「なんでこの数字、下がったんですか？」</p>



<p>担当者が少し縮む。</p>



<p>「えっと、原因を調査中で……」</p>



<p>そのまま5分くらい経って、「次回までに調べてきます」で着地する。</p>



<p>これ、データの報告会じゃなくて、犯人探し大会です。そして犯人探しをしている間、誰も「じゃあどうしよう」に進んでいない。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>若手の頃、データは「報告するもの」だと思っていた</strong></h2>



<p>Webディレクターになりたてのころ、データとの付き合い方が分かっていませんでした。</p>



<p>数字を取ってくる。スライドに貼る。報告する。「以上です」。</p>



<p>それが仕事だと思っていた。ていうか正直、それ以上のことをどうすればいいか分からなかったんですよね。</p>



<p>だから定例会でGA4のキャプチャを貼って、前週比の数字を並べて、増えてたら「よかった」、減ってたら「原因を調べます」と言う。それをずっと繰り返してました。</p>



<p>今思うと、数字を「鏡」として使ってた感じがする。現状を映すだけで、何かを変えるための道具として使えていなかった。</p>



<p>そして定例会は毎週少しずつ、報告会というよりお通夜に近くなっていった。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>なぜ「犯人探し」が起きるのか</strong></h2>



<p>データを持ち込むと犯人探しになりやすいのには、構造的な理由があります。</p>



<p>数字が下がる。誰かが「なぜ？」と聞く。担当者が答える。答えが曖昧だと責められたように感じる。次回からその担当者はデータを持ってくることに対して防御的になる。データを「悪い知らせを運ぶもの」として扱い始める。</p>



<p>このループ、一度入ると抜けにくいです。</p>



<p>問題は「数字が下がったこと」じゃなくて、「数字が下がった＝誰かが何かをミスした」という解釈のフレームです。データはただの事実なのに、会議の空気が解釈を歪める。</p>



<p>しかも怖いのが、犯人探しをしている間は「じゃあどうする」に誰も進んでいないことで。30分かけて原因を詮索して、「対策を検討します」で終わる会議、何度やっても数字は変わりません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>KPIとCVR、ちゃんと整理する</strong></h2>



<p>ここで言葉を整理しておきます。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>KPI（Key Performance Indicator：重要業績評価指標）</strong></h3>



<p>事業やプロジェクトの成果を測るための指標のことです。「何を測れば成功・失敗が分かるか」を決めるための基準で、Webディレクションでよく出てくるのは、セッション数・PV・CVR・直帰率・滞在時間あたりです。</p>



<p>誤解されがちなのが、KPIを「報告するための数字」として使ってしまうこと。本来KPIは「意思決定するための数字」です。「この数字が上がったら次のアクションを取る」「この数字が下がったら原因の仮説を立てて検証する」という使い方が正しい。報告して終わりは、KPIを飾りにしてるのと同じです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>CVR（Conversion Rate：コンバージョン率）</strong></h3>



<p>サイトに来たユーザーのうち、目標行動（購入・申し込み・問い合わせ等）を完了した割合のことです。計算式は「コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100」。</p>



<p>例えばCVRが1.5%のサイトで月間セッションが10,000だとすると、コンバージョンは150件。CVRを0.3%改善して1.8%にできれば、同じセッション数で180件になる。セッションを増やすためのSEO施策や広告費をかけずに、30件増やせる計算です。</p>



<p>誤解されがちなのが「CVRはデザインの話」という思い込みで、実際はページの構成、フォームの入力ステップ数、ボタンの文言、表示スピード、スマホでの使いやすさなど、ディレクターが直接関われる要素がたくさんある。「CVR低いのはデザイナーの問題」と他人事にしてると、永遠に改善しません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>「宝探し」に変えると、会議が動き始める</strong></h2>



<p>犯人探しをやめて、宝探しにする。言葉は簡単なんですが、実際に何を変えるのか。</p>



<p>ポイントは、「なぜ下がったか」ではなく「どこに伸びしろがあるか」を起点にすること。</p>



<p>例えばCVRが下がっていたとして、「なぜ下がったか」を問うと担当者は防御に入る。でも「CVRが低いページって、どこだと思う？」と聞くと、一緒に探しに行く感じになる。同じデータを見ているのに、質問の向きが変わるだけで場の空気が変わります。</p>



<p>もう一つ、「比較」ではなく「仮説」で話す方法があります。</p>



<p>「先週より-18%です」は事実の報告。「先週より-18%なので、〇〇が原因じゃないかと思ってます。来週、〇〇を変えて確認します」は仮説と行動がセットになっている。この差、すごく大きい。</p>



<p>数字を「過去の事実」として報告するのか、「未来のアクションへの手がかり」として扱うのか。この違いが、犯人探しと宝探しの分かれ目です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>現場でやっていること、具体的に</strong></h2>



<p>実際に定例会を「宝探し会議」に変えるためにやっていることをまとめます。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>① 「下がった数字」より「伸びた数字」を先に出す</strong></h3>



<p>どんな週でも、上がっている指標は必ずあります。CVRが下がっていても、特定ページの滞在時間は上がっていたりする。最初に「これが良かった」を出してから「これが課題」に移ると、場の前提が変わります。</p>



<p>最初に悪い数字を出すと「なぜ悪いのか」が最初の問いになる。最初に良い数字を出すと「なぜ良かったのか、再現できるか」が最初の問いになる。どちらの問いも大事なんですが、場の空気が全然違います。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>② 数字に「仮説」と「次のアクション」をセットで出す</strong></h3>



<p>数字だけ持ってくると、会議の中で解釈が始まる。解釈が犯人探しに変わる。だったら最初から「この数字はこういう意味だと思う、だから次回こうする」をセットで持ってくる。</p>



<p>フォーマットとしてはシンプルで、「数字・仮説・アクション」の3列で事前にまとめるだけ。これを習慣にすると、報告する側も「なんとなく持ってきた数字」でなく「意味を考えた数字」を持ってくるようになります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>③ 「一番改善インパクトが大きいのはどこか」を一緒に探す</strong></h3>



<p>全部のページを改善しようとすると何も改善されない。だから会議の中で「今週、一個だけ変えるとしたらどこか」を決める。</p>



<p>例えばCVRが1.2%のページと0.8%のページがあったとして、0.8%のページのCVRを1.2%に改善できたとしたら、セッション数によってはそっちの方がインパクトが大きいことがある。こういう計算を一緒にやると、「どこを掘るか」を議論する会議になります。これが宝探しの感覚です。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>④ 「先週比」だけでなく「4週移動平均」も見る</strong></h3>



<p>先週比だと、たまたまの振れ幅に引きずられます。先週がたまたま良かっただけなのに今週が悪く見える、みたいなことが起きる。4週分の平均値を並べると、トレンドが見えやすくなります。</p>



<p>「先週比-18%」は一見ショッキングですが、4週移動平均で見ると「実はじわっと上がってる」ということもある。逆に「今週は先週比+10%」でも移動平均だと横ばいなことも。数字の&#8221;文脈&#8221;を見ることで、無駄な犯人探しを減らせます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>データは「証拠」じゃなくて「地図」</strong></h2>



<p>まとめると、犯人探し会議になるのはデータを「証拠」として使っているからで、宝探し会議になるのはデータを「地図」として使っているからだと思っています。</p>



<p>証拠は過去を指す。誰かが何かをした証拠。地図は未来を指す。どこに行けば何があるかを示すもの。</p>



<p>KPIやCVRを定点観測するのは、過去を責めるためじゃなくて、次のアクションを精度高く決めるためです。その前提を会議の冒頭に言うだけでも、場のフレームが変わります。</p>



<p>「今日は犯人を探す会議じゃなくて、次に掘るべき場所を決める会議にします」</p>



<p>この一言、ぜひ試してみてください。定例会が、ちょっとだけ楽しくなります。</p>



<p></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>このグラフ、わかってる顔して説明してたことがある</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/04/04/pretending-to-understand-graphs/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 04 Apr 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[1年目]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=2153</guid>

					<description><![CDATA[「いい感じに伸びてますね」で乗り切ったこと、あるよね 会議でグラフが出てきます。 折れ線グラフ。なんか上がってる。 その瞬間、反射で言います。 「いい感じに伸びてますね」 便利な言葉です。とりあえず場がまとまる。誰も困ら [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h3 class="wp-block-heading">「いい感じに伸びてますね」で乗り切ったこと、あるよね</h3>



<p>会議でグラフが出てきます。</p>



<p>折れ線グラフ。<br>なんか上がってる。</p>



<p>その瞬間、反射で言います。</p>



<p>「いい感じに伸びてますね」</p>



<p>便利な言葉です。<br>とりあえず場がまとまる。<br>誰も困らない。<br>空気も壊れない。</p>



<p>ただ、心の中ではこうです。</p>



<p><strong>これ、何がどういい感じなんだっけ？</strong></p>



<p>なんとなく上がっているのは見える。<br>でも、それが何の数字で、どれくらいで、何と比べてなのかは、ちょっと怪しい。</p>



<p>でも言っちゃう。<br>「いい感じですね」</p>



<p>この“いい感じ”、ディレクターの共通言語です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">若手のころは「グラフ＝雰囲気」で読んでいた</h2>



<p>ディレクター始めたばかりのころ、グラフの読み方はシンプルでした。</p>



<p>上がってる → 良い<br>下がってる → 悪い</p>



<p>以上です。</p>



<p>会議でもこんな感じでした。</p>



<p>「ここで伸びてますね」<br>「このあたりで落ちてます」</p>



<p>ちゃんと仕事している感じは出ます。<br>でも中身は、だいぶ雰囲気です。</p>



<p>今振り返ると、ちょっと怖い。</p>



<p>なぜかというと、グラフって見た目で簡単にだまされるからです。</p>



<p>でも当時は思っていました。</p>



<p><strong>まあ、大きくズレてはいないだろう</strong></p>



<p>この「まあ」が一番危ない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">グラフって、見た目に裏切られる</h2>



<p>例えばこんなケースです。</p>



<p>ちょっとだけ上がっているグラフ。<br>よく見ると、前月比で+2%。</p>



<p>別の日。<br>一瞬下がっているグラフ。<br>でも前年同期で見ると+15%。</p>



<p>どっちがいいか。</p>



<p>見た目だけだと、普通に判断ミスります。</p>



<p>なので今は、グラフを見た瞬間にこう思います。</p>



<p><strong>これ、何と比べてる？</strong></p>



<p>GA4なら、右上の日付をクリックします。<br>比較をONにして、「前年同期」か「前の期間」を選ぶ。</p>



<p>Looker Studioなら、スコアカードにして比較表示を出す。<br>「比較ラベル表示」をONにする。</p>



<p>ここまでやると、やっとこう言えます。</p>



<p>「前月比で+8%ですね」<br>「前年同期だと+15%です」</p>



<p>やっと“いい感じ”の正体が見える。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「わかったふり」は、ちょっと便利で、だいぶ危ない</h2>



<p>ディレクターって、わかったふりがうまくなります。</p>



<p>・とりあえずうなずく<br>・ちょうどいいタイミングで相槌<br>・「いいですね」と言う</p>



<p>これ、全部スキルです。</p>



<p>でもグラフの話になると、このスキルが裏目に出ます。</p>



<p>「伸びてますね」<br>「いい傾向ですね」</p>



<p>このまま進むと、どうなるか。</p>



<p>あとで気づきます。</p>



<p>「あれ、これキャンペーンの一時的なやつじゃない？」<br>「期間ズレてたな」<br>「そもそも指標違うじゃん」</p>



<p>そして心の中でこうなります。</p>



<p><strong>さっきの“いい感じ”、撤回したい</strong></p>



<p>でももう遅い。</p>



<p>ディレクターあるあるです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">CVRとCTR、ちゃんと区別できてる？</h2>



<p>グラフの説明で、さらに混乱を招くのがアルファベットです。</p>



<p>CV。<br>CVR。<br>CTR。</p>



<p>似てる。<br>全部それっぽい。<br>でも中身は違います。</p>



<p>CVは成果。<br>問い合わせとか購入。</p>



<p>CVRは成果率。<br>CV ÷ セッション。</p>



<p>CTRはクリック率。<br>表示された中でどれくらいクリックされたか。</p>



<p>ここでよく起きるのがこれです。</p>



<p>「CV上がってますね」<br>「いいですね」</p>



<p>でも実はCVRは下がっている。</p>



<p>つまり、流入が増えて数は増えたけど、<br>割合としては悪くなっている。</p>



<p>これ、普通に見落とします。</p>



<p>そしてまた言ってしまう。</p>



<p>「いい感じですね」</p>



<p>便利すぎる言葉です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今はどうしてるかというと、ちょっとだけ止まる</h2>



<p>今はグラフを見るとき、1秒だけ止まります。</p>



<p><strong>これ、何の数字で、何と比べてる？</strong></p>



<p>これだけ。</p>



<p>完璧に理解する必要はありません。<br>でも、この1秒があるだけで、だいぶ変わります。</p>



<p>「前月比で+8%です」<br>「CVRは少し落ちてます」</p>



<p>このくらい言えれば、もう“雰囲気”ではありません。</p>



<p>ちゃんと説明です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今日からどうする？</h2>



<p>次にグラフを見たとき、こう思ってください。</p>



<p><strong>“いい感じ”って、何がいい感じ？</strong></p>



<p>これだけでOKです。</p>



<p>もし分からなかったら、普通に聞いていいです。</p>



<p>「これ、前年と比べてですか？」<br>「この数字ってCVですか？」</p>



<p>これ、全然恥ずかしくないです。</p>



<p>むしろ、ちゃんと見ている人だと思われます。</p>



<p>ディレクターって、全部分かってる人じゃありません。</p>



<p><strong>分からないまま進めない人</strong>です。</p>



<p>グラフも同じです。</p>



<p>なんとなくで説明するのをやめるだけで、<br>現場はかなり変わります。</p>



<p>そしてたぶん、“いい感じですね”を使う回数も減ります。</p>



<p>まあ、あの言葉は便利なので、ゼロにはならないんですけどね。</p>



<p></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>KPIって、それちゃんと説明できます？</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/31/can-you-explain-kpi-in-japanese/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 31 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[読み物]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=2120</guid>

					<description><![CDATA[会議で、こういう瞬間あります。 「ARPPUどうなってます？」 一瞬、止まる。 ARPPU。聞いたことはある。たしか売上系のやつ。 でも、すぐに言葉が出てこない。 「えっと、いい感じです」みたいな、ふわっとした返事をした [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>会議で、こういう瞬間あります。</p>



<p>「ARPPUどうなってます？」</p>



<p>一瞬、止まる。</p>



<p>ARPPU。<br>聞いたことはある。<br>たしか売上系のやつ。</p>



<p>でも、すぐに言葉が出てこない。</p>



<p>「えっと、いい感じです」みたいな、<br>ふわっとした返事をしたくなるやつです。</p>



<p>そして周りを見ると、みんな普通の顔をしている。</p>



<p>うなずいている人もいる。<br>メモを取っている人もいる。<br>誰も助けてくれない。</p>



<p>でも、内心こう思っている人、絶対います。</p>



<p><strong>ARPPUってなんだっけ？</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">若手のころは、とりあえず流していた</h2>



<p>ディレクターを始めたばかりのころ。</p>



<p>アルファベットの略語は、だいたい雰囲気で乗り切っていました。</p>



<p>KPI。<br>CVR。<br>CTR。<br>そして、ARPPU。</p>



<p>聞いたことはある。<br>なんとなく分かる気もする。</p>



<p>でも、説明しろと言われると詰まる。</p>



<p>なのでやることは一つです。</p>



<p><strong>分かった顔をする。</strong></p>



<p>うなずく。<br>ちょっと深刻そうな顔をする。<br>それっぽいタイミングで「そうですね」と言う。</p>



<p>これでだいたい乗り切れます。</p>



<p>ただし、心の中はずっとこうです。</p>



<p>「これ、ちゃんと分かってた方がいいやつだよな」</p>



<h2 class="wp-block-heading">ARPPUを日本語で言ってみると、ちょっと面白い</h2>



<p>ARPPUは、Average Revenue Per Paying Userの略です。</p>



<p>日本語にすると、こうなります。</p>



<p><strong>課金ユーザー1人あたりの平均売上。</strong></p>



<p>ここで、ちょっと笑いそうになります。</p>



<p>急に長い。<br>そして、ちょっと重たい。</p>



<p>さっきまで「ARPPU」と3文字で言っていたものが、<br>急に説明っぽくなる。</p>



<p>でも意味はシンプルです。</p>



<p>・お金を払っている人だけを対象にする<br>・その人たちが、平均でいくら使っているか</p>



<p>これだけです。</p>



<p>例えば。</p>



<p>10人が課金していて、合計売上が10万円なら、<br>ARPPUは1万円です。</p>



<p>言っていることは、かなり普通です。</p>



<p>でも、ARPPUと言われると、急に難しそうに聞こえます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">なぜか“賢そうな指標”に見える</h2>



<p>ARPPUって、ちょっと特別な感じがします。</p>



<p>CVとかCTRは、まだ分かる。<br>でもARPPUになると、急にレベルが上がった気がする。</p>



<p>これはたぶん、こういう理由です。</p>



<p><strong>日常会話で絶対に出てこない単語だから。</strong></p>



<p>「今日のARPPUどうだった？」って、普通言いません。</p>



<p>だからこそ、会議で出てくると、<br>なんとなく“分かってる人の言葉”に見えます。</p>



<p>そしてディレクターは、だいたいこうなります。</p>



<p><strong>分かってる側に回りたい。</strong></p>



<p>なので、なんとなく理解している感じで話します。</p>



<p>これ、かなりあるあるです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">でも、いざ新人に説明しようとすると詰まる</h2>



<p>ここで想像してみてください。</p>



<p>4月。<br>新人さんが隣にいます。</p>



<p>「ARPPUって何ですか？」</p>



<p>来ました。</p>



<p>逃げられません。</p>



<p>ここで「Average Revenue Per Paying Userです」と言っても、<br>多分伝わりません。</p>



<p>なので、日本語にします。</p>



<p>「課金している人1人あたりの平均売上で…」</p>



<p>ここで一瞬、相手の目が泳ぎます。</p>



<p>あれ、伝わってる？<br>ちょっと怪しい。</p>



<p>なので、さらに砕きます。</p>



<p>「お金を払ってくれてる人が、平均でいくら使ってるかってこと」</p>



<p>ここまで言うと、やっと通じます。</p>



<p>つまり、こういうことです。</p>



<p><strong>アルファベットは短いけど、日本語にするとちゃんと説明が必要になる。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">現場ではどう使うのか</h2>



<p>ARPPUは、主にこういう場面で使います。</p>



<p>・課金ユーザーの質を見る<br>・売上の伸び方を確認する<br>・単価を上げたいときの指標</p>



<p>例えば。</p>



<p>ユーザー数は増えているのに売上が伸びない。</p>



<p>そのときにARPPUを見ると、<br>「1人あたりの課金額が下がっている」と分かります。</p>



<p>逆に、ユーザーは増えていないけど売上が伸びている場合、<br>ARPPUが上がっている可能性があります。</p>



<p>つまりARPPUは、<br><strong>“どれだけ稼げているかの密度”を見る指標</strong>です。</p>



<p>ここまで分かると、ちゃんと使えます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今日からどうする？</h2>



<p>もし次にARPPUが出てきたら、こう考えればOKです。</p>



<p><strong>「課金している人、1人あたりいくら？」</strong></p>



<p>これだけです。</p>



<p>そして、新人に説明するときは、アルファベットを一回捨てます。</p>



<p>いきなりARPPUと言わない。</p>



<p>「お金を払ってる人が、平均でどれくらい使ってるか」<br>まずこれを言う。</p>



<p>そのあとで、「これをARPPUって言うんだよ」とつなげる。</p>



<p>この順番にするだけで、かなり伝わりやすくなります。</p>



<p>ディレクターって、アルファベットが好きです。</p>



<p>短いし、便利だし、なんとなく賢そうに見える。</p>



<p>でも、説明しようとすると急に詰まる。</p>



<p>それが、ARPPUです。</p>



<p>なのでたまに、日本語に戻してみる。</p>



<p>すると、「あ、普通のこと言ってるな」と気づきます。</p>



<p>そのくらいが、ちょうどいい距離感です。</p>



<p></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>その変更、数字に効きます？って言いたい</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/27/should-we-change-based-on-kpi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 27 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[進行管理]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<category><![CDATA[教育・育成]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=2073</guid>

					<description><![CDATA[Webディレクターをやっていると、仕様変更は日常です。 しかもだいたい、いいタイミングでは来ません。 リリース直前。テストも終わりかけ。「じゃあ出しましょうか」という空気のとき。 そのタイミングで、ふわっと来ます。 「や [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>Webディレクターをやっていると、仕様変更は日常です。</p>



<p>しかもだいたい、いいタイミングでは来ません。</p>



<p>リリース直前。<br>テストも終わりかけ。<br>「じゃあ出しましょうか」という空気のとき。</p>



<p>そのタイミングで、ふわっと来ます。</p>



<p>「やっぱり、このボタン大きくしたいんですよね」<br>「色、もうちょっと明るい方がいい気がして」<br>「このテキスト、変えられますか？」</p>



<p>来たな、と思います。</p>



<p>そして同時に、こう思います。</p>



<p><strong>それ、今やる必要ある？</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">若手のころは、全部受けていた</h2>



<p>ディレクターを始めたばかりのころは、基本的に断れませんでした。</p>



<p>言われたことは全部やる。<br>それが仕事だと思っていました。</p>



<p>「できますか？」と聞かれたら、「できます」と答える。<br>無理でも、なんとかする。</p>



<p>結果どうなるか。</p>



<p>スケジュールは伸びます。<br>制作はバタつきます。<br>現場の空気がちょっとピリつきます。</p>



<p>でも、そのときはそれでいいと思っていました。</p>



<p>クライアントの要望に応えることが正義だと、素直に信じていたからです。</p>



<p>今思うと、少しだけ違いました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">仕様変更には、2種類ある</h2>



<p>現場をやっていると、だんだん分かってきます。</p>



<p>仕様変更には、大きく2種類あります。</p>



<p><strong>1つは、数字に効く変更。</strong><br>もう1つは、<strong>なんとなくの変更。</strong></p>



<p>例えば。</p>



<p>導線を整理する。<br>ボタンの配置を変える。<br>フォームを短くする。</p>



<p>これは、数字に効く可能性があります。</p>



<p>CVが上がるかもしれない。<br>離脱が減るかもしれない。</p>



<p>一方で。</p>



<p>色を少し変える。<br>余白をちょっと広げる。<br>文言をなんとなく変える。</p>



<p>もちろん、これも意味がないわけではありません。</p>



<p>でも、<strong>今このタイミングでやる必要があるか？</strong>というと、話は変わってきます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">KPIって、こういうときに使う言葉</h2>



<p>ここで出てくるのが、KPIです。</p>



<p>KPIは「Key Performance Indicator」。<br>重要な数字です。</p>



<p>このプロジェクトで、何を成功とするのか。<br>その基準になる数字です。</p>



<p>例えば。</p>



<p>問い合わせを増やすのが目的なら、CV。<br>広告の効率を見るなら、CPA。<br>クリックを増やしたいなら、CTR。</p>



<p>このあたりがKPIになります。</p>



<p>ここが決まっていると、判断がシンプルになります。</p>



<p><strong>その変更、KPIに影響しますか？</strong></p>



<p>この一言で、だいたい整理できます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">言いたい。でも、言えない</h2>



<p>とはいえ、この一言。</p>



<p>言いたいけど、言いづらいです。</p>



<p>「その変更、数字に効きます？」</p>



<p>ちょっと強い。</p>



<p>正論ではあるんですが、言い方を間違えると、<br><strong>否定されたように聞こえる</strong>ことがあります。</p>



<p>特に、デザインや表現の話は難しいです。</p>



<p>「なんとなくこっちがいい気がする」<br>「この方がかっこいい」</p>



<p>この感覚も大事です。</p>



<p>だからこそ、真正面からぶつけると、空気が変わります。</p>



<p>ディレクターは、このバランスを取る仕事です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">CPA、CTR、CV。全部つながっている</h2>



<p>ここで少しだけ、よく出てくるアルファベットを整理します。</p>



<p><strong>CV（Conversion）</strong><br>成果。問い合わせや購入など。</p>



<p><strong>CVR（Conversion Rate）</strong><br>コンバージョン率。<br>CV ÷ セッション。</p>



<p><strong>CTR（Click Through Rate）</strong><br>クリック率。<br>表示された中で、どれくらいクリックされたか。</p>



<p><strong>CPA（Cost Per Acquisition）</strong><br>1件の成果にかかったコスト。</p>



<p>これらは全部、つながっています。</p>



<p>CTRが上がれば、クリックが増える。<br>クリックが増えれば、CVの母数が増える。<br>CVが増えれば、CPAが改善する。</p>



<p>つまり、どこを触るかで、どの数字が動くかが変わります。</p>



<p>だからこそ。</p>



<p><strong>変更の目的と、動かしたい数字をセットで考える必要があります。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">現場で使える、やわらかい断り方</h2>



<p>「それ、数字に効きます？」をそのまま言うのは、少し強いです。</p>



<p>なので、現場では少しだけ言い換えます。</p>



<p>例えば。</p>



<p>「今回の目的ってCVを上げることでしたよね。そこに効きそうですか？」<br>「この変更で、どの数字が動きそうか一度整理してもいいですか？」<br>「優先度としては、CVに影響が大きいところからやりたいです」</p>



<p>言っていることは同じです。</p>



<p>でも、トーンを少し変えるだけで、受け取り方が変わります。</p>



<p>ディレクターは、<strong>内容よりも言い方で仕事が進むことが多い職種</strong>です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今日からどうする？</h2>



<p>仕様変更は、これからも来ます。</p>



<p>止まりません。</p>



<p>なので、全部受けるか、全部断るかではなく、<br><strong>整理して判断する</strong>のが現実的です。</p>



<p>やることはシンプルです。</p>



<p>まず、KPIを決める。<br>次に、その変更がどの数字に効くかを見る。</p>



<p>それだけです。</p>



<p>もし迷ったら、この一言を思い出してください。</p>



<p><strong>「それ、どの数字に効きます？」</strong></p>



<p>これが言えるようになると、現場はかなり楽になります。</p>



<p>全部を断る必要はありません。</p>



<p>でも、1つ判断の軸があるだけで、<br>無駄な修正は減ります。</p>



<p>ディレクターって、だいたいこういうところで差が出ます。</p>



<p>全部やる人と、整理してやる人。</p>



<p>来月の自分を楽にするのは、後者です。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>KPIって言うけど、どの数字のこと？</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/23/kpi-which-number-web-director/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[進行管理]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<category><![CDATA[教育・育成]]></category>
		<category><![CDATA[新入社員]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=2029</guid>

					<description><![CDATA[Webディレクターをやっていると、アルファベットがどんどん増えていきます。 KPI。CV。CVR。CTR。CPA。 会議でも普通に飛び交います。 「今回のKPIはここですね」「CVRは悪くないですね」「CTRがちょっと弱 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>Webディレクターをやっていると、アルファベットがどんどん増えていきます。</p>



<p>KPI。<br>CV。<br>CVR。<br>CTR。<br>CPA。</p>



<p>会議でも普通に飛び交います。</p>



<p>「今回のKPIはここですね」<br>「CVRは悪くないですね」<br>「CTRがちょっと弱いですね」</p>



<p>で、内心こう思ってませんでした？</p>



<p>「……で、どの数字のこと？」</p>



<p>言葉としては分かるんです。<br>でも、「どこを見てそう言ってるのか」が分からない。</p>



<p>なんとなくそれっぽく頷いて、なんとなくそれっぽい数字を見て、なんとなく会話をやり過ごす。</p>



<p>あとからGAを開いてみると、数字は山ほどある。<br>ユーザー、セッション、PV、直帰率、コンバージョン。</p>



<p>「いや、どれだよ」</p>



<p>KPIって便利な言葉なんですが、実はかなり曖昧です。<br>“何を指しているか”は、プロジェクトごとに違う。</p>



<p>だからこそ、「KPIを見よう」と言われても、<br>前提が共有されていなければ、見ている数字がズレていることに気づけません。</p>



<p>だからこの記事では、<br>「で、結局どの数字見ればいいの？」にちゃんと答えます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">アルファベットを言うと、なんとなく賢そうに聞こえる</h2>



<p>Webの仕事には、アルファベットの略語がとても多いです。</p>



<p>KPI。<br>CV。<br>CVR。<br>CTR。<br>CPA。</p>



<p>こういう言葉を会議で使うと、なんとなくそれっぽく聞こえます。</p>



<p>「CVRが改善しています」<br>「CTRが弱いですね」</p>



<p>言っていることはシンプルです。</p>



<p>でも、アルファベットになると、急に<strong>専門っぽい雰囲気</strong>が出ます。</p>



<p>ディレクター界隈には、ちょっと面白い現象があります。</p>



<p>誰かがアルファベットを言うと、<br><strong>みんな分かった顔をする。</strong></p>



<p>でも実際には、全員が完全に理解しているわけではありません。</p>



<p>CVは分かる。<br>でもCVRは一瞬考える。</p>



<p>CTRも聞いたことはあるけれど、<br>クリック率だったか、コンバージョン率だったか、少し迷う。</p>



<p>そんな経験、結構あると思います。</p>



<p>アルファベットは便利です。<br>でも便利すぎて、<strong>中身をぼんやりさせる言葉</strong>でもあります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">KPIは、特定の数字ではない</h2>



<p>KPIは「Key Performance Indicator」の略です。</p>



<p>日本語にすると「重要業績評価指標」です。</p>



<p>名前は難しそうですが、意味はシンプルです。</p>



<p><strong>そのプロジェクトで一番大事な数字。</strong></p>



<p>それがKPIです。</p>



<p>ここで重要なのは、KPIは固定の数字ではないということです。</p>



<p>例えばECサイトなら。</p>



<p>売上が目標になります。<br>その途中で重要になる数字があります。</p>



<p>商品ページ閲覧数。<br>カート投入率。<br>購入率。</p>



<p>こういう数字がKPIになります。</p>



<p>一方で、メディアサイトの場合。</p>



<p>目的は売上ではなく、読まれることです。</p>



<p>そうするとKPIは変わります。</p>



<p>PV。<br>滞在時間。<br>回遊率。</p>



<p>同じWebサイトでも、KPIはまったく違います。</p>



<p>つまりKPIという言葉は、<strong>このプロジェクトで一番大事な数字を決めましょう</strong>という意味で使われていることが多いです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">CVRとCTR、どっちがどっち問題</h2>



<p>解析のアルファベットで、よく起きるのがこれです。</p>



<p><strong>CVRとCTR、どっちがどっちだっけ？</strong></p>



<p>似ています。</p>



<p>CVR。<br>CTR。</p>



<p>アルファベット3文字。<br>しかもRで終わる。</p>



<p>現場でも、意外と混ざります。</p>



<p>CVRは<br><strong>Conversion Rate</strong>。</p>



<p>コンバージョン率です。</p>



<p>CV ÷ セッション。<br>つまり、訪問した人のうち何人が成果につながったか。</p>



<p>CTRは<br><strong>Click Through Rate</strong>。</p>



<p>クリック率です。</p>



<p>表示されたもののうち、何回クリックされたか。</p>



<p>広告やバナーの話になるとよく出てきます。</p>



<p>つまりシンプルに言うと、</p>



<p>CVR → 成果の割合<br>CTR → クリックの割合</p>



<p>覚え方はこれくらいで十分です。</p>



<p>アルファベットが並ぶと難しそうに見えますが、<br>中身はだいたいシンプルです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">KPIという言葉を知らなかったころ</h2>



<p>今でこそ普通に使っていますが、昔はKPIという言葉を知りませんでした。</p>



<p>ディレクターを始めたばかりのころです。</p>



<p>GAは開きます。<br>数字も見ます。</p>



<p>でも、見ているだけでした。</p>



<p>PVは増えている。<br>ユーザー数も増えている。</p>



<p>それで、どうなのか。</p>



<p>正直、よく分かっていませんでした。</p>



<p>会議でも、こういう言い方をしていました。</p>



<p>「アクセスは増えています」<br>「数字は悪くないと思います」</p>



<p>今思うと、かなりふんわりしています。</p>



<p>KPIという言葉を知ってから、数字の見方が変わりました。</p>



<p><strong>どの数字を見るのかを先に決める。</strong></p>



<p>それだけで、数字の意味がかなり分かりやすくなります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">GAでまず見る数字はどこか</h2>



<p>GAの画面を開くと、数字がとても多いです。</p>



<p>全部見ようとすると、だいたい迷子になります。</p>



<p>なので、最初はこの3つを見るだけでも十分です。</p>



<p>ユーザー数。<br>PV。<br>コンバージョン。</p>



<p>人は来ているのか。<br>読まれているのか。<br>成果は出ているのか。</p>



<p>この3つを見ると、サイトの状態はだいたい分かります。</p>



<p>流入が少ないなら集客。<br>PVが弱いならコンテンツ。<br>CVが弱いなら導線。</p>



<p>GAは数字が多いツールですが、<strong>見る場所を決めるとシンプルになります。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">今日からどうする？</h2>



<p>もし会議でKPIという言葉が出てきたら、こう考えると分かりやすいです。</p>



<p><strong>それって、どの数字のこと？</strong></p>



<p>これだけです。</p>



<p>そして、自分がKPIを決める立場なら。</p>



<p>まず一つ決めます。</p>



<p>PVを伸ばすのか。<br>CVを増やすのか。<br>ユーザーを増やすのか。</p>



<p>一番大事な数字を一つ決める。</p>



<p>それがKPIです。</p>



<p>アルファベットの言葉は難しそうに見えます。</p>



<p>でも、やっていることは意外とシンプルです。</p>



<p>ディレクターの仕事も、だいたい同じです。</p>



<p>アルファベットは増えていく。<br>でも中身は、そこまで難しいものではありません。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>電車の中で静寂を手に入れる方法</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/19/noise-cancelling-headphones-for-focus/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 19 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=1991</guid>

					<description><![CDATA[朝の電車に乗ると、イヤホンをしている人が多いことに気づきます。音楽を聞いている人もいれば、動画を見ている人もいる。何も再生していないのに、とりあえず耳を塞いでいるような人もいます。 気持ちはよく分かります。移動中って、ち [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>朝の電車に乗ると、イヤホンをしている人が多いことに気づきます。<br>音楽を聞いている人もいれば、動画を見ている人もいる。何も再生していないのに、とりあえず耳を塞いでいるような人もいます。</p>



<p>気持ちはよく分かります。<br>移動中って、ちょっと集中したいんです。</p>



<p>メールを返したり、会議前に資料を見直したり、提案書の構成を考えたり。<br>僕の場合はFIELD NOTEの記事を書いたり、文字校をしたりすることもあります。</p>



<p>でも電車は、だいたいうるさい。<br>アナウンスがあって、ドアの音がして、車両の揺れの音があって、人の会話もある。</p>



<p>別に怒っているわけではありません。<br>ただ、少しだけ世界の音量を下げたいと思うことがあります。</p>



<p>そんなときに欲しくなるものがあります。</p>



<p><strong>ノイズキャンセリングヘッドフォンです。</strong></p>



<p>今日はその話をします。</p>



<h2 class="wp-block-heading">Webディレクターを続けていると、だんだん欲しくなるもの</h2>



<p>Webディレクターという仕事を続けていると、だんだん欲しくなるものがあります。</p>



<p>最初のころは、だいたいスキルです。<br>ディレクションのやり方、進行管理のコツ、クライアントとのやり取り。まずは仕事そのものを覚えたくなります。</p>



<p>でも数年続けていると、少し変わってきます。<br>欲しいものが、スキルだけではなく<strong>環境</strong>になってきます。</p>



<p>例えばこんなものです。</p>



<p>・大きいモニター<br>・ちょっと静かな会議<br>・終わらないSlackが少し落ち着く時間<br>・そして、余裕</p>



<p>人によって違いますが、どれも現場を続けていると少しずつ欲しくなるものです。</p>



<p>その中でも、わりと多くのディレクターが欲しくなるものがあります。<br>それが<strong>集中できる音環境</strong>です。</p>



<p>ディレクターの仕事は、考える時間が多い仕事です。<br>企画を考えたり、構成を考えたり、提案書を書いたり、メールを書いたりします。</p>



<p>しかも大体、締切がある。<br>つまり、<strong>集中したい時間がある仕事</strong>です。</p>



<p>ところがその集中時間が、意外と確保しにくい。<br>電車の中、カフェ、オフィス。どこにも少しずつ音があります。</p>



<p>その音が積み重なると、地味に集中力が削られます。<br>だから、だんだん欲しくなるんです。</p>



<p>音を消す装備が。</p>



<h2 class="wp-block-heading">欲しいものは人それぞれ</h2>



<p>ディレクターの「欲しいもの」は人によって違います。</p>



<p>ガジェットが好きな人もいます。<br>例えば4Kモニターやメカニカルキーボード、トラックボールなどです。</p>



<p>環境を求める人もいます。<br>静かな会議室や、まとまった作業時間、余裕のあるスケジュールなどです。</p>



<p>スキルを求める人もいます。<br>GAの理解を深めたいとか、UXを勉強したいとか、コピーライティングを学びたいとか。</p>



<p>どれも間違っていません。</p>



<p>ただ、仕事を長く続けていると、あるタイミングでこう思うことがあります。</p>



<p><strong>集中できる環境がほしい。</strong></p>



<p>集中できると、仕事はだいたい速く終わります。<br>速く終わると余裕ができます。<br>余裕ができると、また集中できます。</p>



<p>つまり集中は、仕事効率の入り口です。</p>



<p>そのための装備として、最近ずっと思っていることがあります。</p>



<p><strong>ノイズキャンセリングヘッドフォンが欲しい。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">電車の中は、意外といい作業場所</h2>



<p>電車の中って、実は仕事が進みます。</p>



<p>座れた日なんて、かなり良い作業時間です。<br>Slackを返したり、メールを書いたり、資料を読んだりできます。</p>



<p>僕の場合は、FIELD NOTEの記事を書いていることもあります。<br>構成を考えたり、文章を整えたり、誤字を直したりします。</p>



<p>ただ、この作業には一つだけ問題があります。<br>音です。</p>



<p>電車の走行音やアナウンス、人の会話などが、意外と集中を削ります。<br>イヤホンで音楽を流す方法もありますが、音楽は音楽で集中を邪魔することがあります。</p>



<p>特に文章を書くときは、歌詞がある音楽が少し気になります。</p>



<p>そこで欲しくなるのが、ノイズキャンセリングです。<br>音楽を追加するのではなく、<strong>音を減らす</strong>という発想です。</p>



<p>ノイズキャンセリングを使うなら、だいたい候補は決まってきます。</p>



<p><strong>SonyのWH-1000XM5</strong>とか、<br><strong>BoseのQuietComfortシリーズ</strong>とか。</p>



<p>このあたりの名前は、たぶん一度は見たことがあると思います。</p>



<p>そしてディレクターは、この段階でだいたいこうなります。</p>



<p>「欲しいな」</p>



<p>でも、すぐには買わない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">候補はもう決まっている。でも、まだ買っていない</h2>



<p>さっきも書きましたが、候補はだいたいこの2つです。</p>



<p><strong>SonyのWH-1000XM5</strong>。<br>それから、<strong>BoseのQuietComfortシリーズ</strong>。</p>



<p>この2つは、ノイズキャンセリングヘッドフォンの話になると、ほぼ必ず名前が出てきます。</p>



<p>レビューを見ても評価が安定している。<br>電車でも使いやすい。<br>長時間つけても疲れにくい。</p>



<p>つまり、<strong>「間違いなさそうなやつ」</strong>です。</p>



<p>ここまで来ると、だんだん想像が具体的になります。</p>



<p>電車の中でメールを返す。<br>移動中に構成メモを書く。<br>会議前に資料を見直す。</p>



<p>そのときに、周囲の音が少し遠くなる。</p>



<p>これ、かなり理想の環境です。</p>



<p>ただ、ここまで想像しているのに、まだ買っていません。<br>理由もだいたい分かっています。</p>



<p>まず、普通に高い。<br>ノイズキャンセリングヘッドフォンは、だいたい3万〜5万円くらいします。</p>



<p>そしてもう一つ。</p>



<p><strong>今のイヤホンでも、一応は仕事ができてしまう。</strong></p>



<p>これがディレクターの買い物を難しくします。</p>



<p>明確に困っているわけではない。<br>でも、あったら確実に快適になる。</p>



<p>この状態になると、頭の中で比較検討が始まります。</p>



<p>Sonyの方がノイキャン強いのか。<br>Boseの方が装着感いいのか。<br>持ち歩きやすいのはどっちか。</p>



<p>こうしてレビューを読み始めます。<br>比較記事を開きます。<br>YouTubeのレビュー動画も見ます。</p>



<p>気づくと、<strong>ヘッドフォンの市場調査</strong>をしています。</p>



<p>ディレクターって、だいたいこういうところがあります。<br>欲しいものがあると、なぜか<strong>導入検討プロジェクト</strong>が始まる。</p>



<p>だから候補はもう決まっています。<br>買う理由もかなり整理されています。</p>



<p>でもまだ、レジには進んでいません。</p>



<p>たぶんそのうち、何かのタイミングで買います。<br>出張が増えたとか、長い移動があったとか、そういうときです。</p>



<p>ディレクターの買い物って、だいたいそんな感じです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ノイズキャンセリングを使うと、何が起きるのか</h2>



<p>ここまで書いておいてなんですが、ノイズキャンセリングヘッドフォンって、たぶん人生を劇的に変えるガジェットではありません。</p>



<p>つけた瞬間に世界が変わる、というほどではないと思います。<br>ただ、<strong>地味に効くタイプの道具</strong>です。</p>



<p>ディレクターの仕事って、だいたいこういうところがあります。</p>



<p>一度に長時間集中するというより、<br><strong>短い集中を何回も作る仕事</strong>です。</p>



<p>メールを返す。<br>資料を確認する。<br>Slackを読む。<br>会議前に構成を見直す。</p>



<p>こういう小さいタスクを、細切れの時間で処理していきます。</p>



<p>だから、集中の入り口が少しだけ整うだけでも、<br>作業の流れが変わります。</p>



<p>ノイズキャンセリングって、たぶんそういう道具です。</p>



<p>ノイズキャンセリングも、たぶん同じです。</p>



<p>電車の走行音が少し遠くなる。<br>周りの会話が少しだけ気にならなくなる。</p>



<p>それだけで、頭の中の作業スペースが少し広くなります。</p>



<p>メールを返すスピードが少し上がる。<br>構成メモをもう一段深く考えられる。<br>会議前の5分で資料をちゃんと読み直せる。</p>



<p>つまり、<strong>集中の立ち上がりが早くなる</strong>んです。</p>



<p>ディレクターの仕事は、集中の回数でだいたい決まります。</p>



<p>一日に何回、集中モードに入れるか。<br>それで仕事の進み方が変わる。</p>



<p>その入り口を作る装備だと考えると、ノイズキャンセリングヘッドフォンはかなり理にかなっています。</p>



<p>もちろん、なくても仕事はできます。<br>今までもできていました。</p>



<p>でも、こういう道具ってだいたい同じです。</p>



<p>買う前は<br>「まあ、なくてもいいかな」<br>と思っています。</p>



<p>買ったあとに<br>「なんで早く買わなかったんだろう」<br>と思うタイプのやつです。</p>



<p>だからたぶん、僕もそのうち買います。</p>



<p>電車の中で。<br>提案書を書くときに。<br>FIELD NOTEの記事を書くときに。</p>



<p>世界の音量を少し下げるために。</p>



<p>ディレクターって、だいたいこういうものが欲しくなるんです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>新人にGAを教えるとき、最初に伝える3つの数字</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/15/three-metrics-to-teach-ga-first/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[テクニカルディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[進行管理]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[新入社員]]></category>
		<category><![CDATA[資料作成]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=1966</guid>

					<description><![CDATA[4月になると、現場にちょっとした季節のイベントが発生します。 新人が入る。Slackのアイコンが増える。そして質問が増える。 中でも毎年ほぼ確実に来るのが、これです。 「GAって、どこ見ればいいんですか？」 いい質問です [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>4月になると、現場にちょっとした季節のイベントが発生します。</p>



<p>新人が入る。<br>Slackのアイコンが増える。<br>そして質問が増える。</p>



<p>中でも毎年ほぼ確実に来るのが、これです。</p>



<p>「GAって、どこ見ればいいんですか？」</p>



<p>いい質問です。<br>むしろ聞いてくれた方が助かります。</p>



<p>ただ、ここで先輩が真面目に答え始めると、だいたいこうなります。</p>



<p>セッションとは何か。<br>ユーザーとは何か。<br>エンゲージメントとは何か。<br>イベントとは何か。</p>



<p>説明している途中でふと気づきます。</p>



<p>「あれ、これ授業じゃない？」</p>



<p>新人は静かになります。<br>うなずいてはいるけど、顔がちょっと遠い。</p>



<p>そして最後にこう言います。</p>



<p>「ちょっと触ってみます！」</p>



<p>これはだいたい、<strong>GA迷子の始まり</strong>です。</p>



<p>僕はこれを何回かやってから、方針を変えました。<br>GAを全部説明するのをやめました。</p>



<p>代わりに、最初にこう言います。</p>



<p><strong>「まず3つだけ見れば大丈夫です。」</strong></p>



<p>PV<br>CVR<br>CTR</p>



<p>この3つです。</p>



<p>今日はその話をします。<br>新人教育の話でもありますが、実はもっと単純で、<strong>未来の自分のSlack通知を減らす準備</strong>の話です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">4月、なぜか質問が一気に増える</h2>



<p>4月のSlackは、ちょっとした観察対象です。</p>



<p>新人が入ると、質問のパターンが面白いくらい似てきます。</p>



<p>朝。</p>



<p>「GAってどこを見ればいいですか？」</p>



<p>昼。</p>



<p>「このページのPVってどこで見ますか？」</p>



<p>夕方。</p>



<p>「CVってGAで見れますか？」</p>



<p>そして夜。</p>



<p>「CTRって何ですか？」</p>



<p>質問は違うんですが、<strong>迷っている場所は同じ</strong>です。</p>



<p>これは新人が悪いわけではありません。<br>むしろ、GA4を初めて開いたら誰でもこうなります。</p>



<p>左のメニューを見てください。</p>



<p>レポート。<br>探索。<br>エンゲージメント。<br>集客。<br>イベント。</p>



<p>画面を開くと、さらに数字が増えます。</p>



<p>セッション。<br>ユーザー。<br>エンゲージメント率。<br>イベント数。</p>



<p>新人からすると、<strong>どこから読めばいいのか分からないダッシュボード</strong>です。</p>



<p>一方で先輩はこう見ています。</p>



<p>「このページPV多いな」<br>「でもCVR低いな」<br>「広告CTRどうだったっけ」</p>



<p>つまり、<strong>見る順番が決まっている。</strong></p>



<p>新人が迷うのは能力の問題ではありません。<br>単純に、<strong>地図がないだけ</strong>です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">新人が入ると、GAの見え方が違う</h2>



<p>少しだけ整理します。</p>



<p>新人と先輩で違うのは、知識の量ではありません。<br><strong>視線の順番</strong>です。</p>



<p>先輩はGAを見るとき、頭の中でこうなっています。</p>



<p>人は来ているか。<br>成果は出ているか。<br>クリックされているか。</p>



<p>この3つを確認してから、細かい数字を見ます。</p>



<p>でも新人は違います。</p>



<p>GAの画面を見た瞬間、こうなります。</p>



<p>数字が多い。<br>どれが重要か分からない。<br>どこを見ればいいのか分からない。</p>



<p>この状態でGAの概念説明をすると、ほぼ確実に迷子になります。</p>



<p>だから僕は、最初にこう言います。</p>



<p><strong>「GAは数字が多いです。でも最初は3つだけ見れば大丈夫です。」</strong></p>



<p>PV<br>CVR<br>CTR</p>



<p>これだけです。</p>



<p>理由はシンプルです。</p>



<p>PV<br>＝人が来ているか</p>



<p>CVR<br>＝成果が出ているか</p>



<p>CTR<br>＝クリックされているか</p>



<p>この3つで、<strong>サイトの基本的な動きが全部分かる</strong>からです。</p>



<p>新人にとって大事なのは、GAを理解することではありません。<br>まず、<strong>どこを見るかを知ること</strong>です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">GAはまず「PV」を見る</h2>



<p>最初に教えるのはPVです。</p>



<p>GA4の画面を開きます。</p>



<p>左メニュー</p>



<p>レポート<br>↓<br>エンゲージメント<br>↓<br>ページとスクリーン</p>



<p>ここに出てくる</p>



<p><strong>表示回数</strong></p>



<p>これがPVです。</p>



<p>新人にはこう説明します。</p>



<p><strong>「PVはページが何回見られたかです。」</strong></p>



<p>ここでついでに、もう一つだけ教えます。</p>



<p>右上の日付です。</p>



<p>GA4の数字は、<strong>期間を変えると全部変わります。</strong></p>



<p>新人と一緒に</p>



<p>日付<br>↓<br>絶対日付</p>



<p>に変更します。</p>



<p>さらに</p>



<p>比較をON<br>↓<br>前年同期</p>



<p>にします。</p>



<p>これだけで、PVの見え方がかなり変わります。</p>



<p>「このページ、去年より伸びてるんですね」</p>



<p>新人が初めて数字を読める瞬間です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">次はCVR。サイトの成果を見る</h2>



<p>次に教えるのはCVRです。</p>



<p>GA4では</p>



<p><strong>キーイベント率</strong></p>



<p>で見ることが多いです。</p>



<p>レポート<br>↓<br>エンゲージメント<br>↓<br>イベント</p>



<p>ここで</p>



<p>キーイベント数<br>キーイベント率</p>



<p>を確認します。</p>



<p>新人にはこう説明します。</p>



<p><strong>「CVRは、来た人のうち何人が成果につながったかです。」</strong></p>



<p>Looker Studioのダッシュボードでは、<br>この3つを並べます。</p>



<p>セッション<br>キーイベント数<br>キーイベント率</p>



<p>スコアカードを作る場合は</p>



<p>挿入<br>↓<br>スコアカード</p>



<p>比較期間<br>↓<br>前年同期</p>



<p>スタイル<br>↓<br>比較ラベル表示</p>



<p>これをONにします。</p>



<p>新人に数字の変化を見せるには、<br><strong>比較表示が一番分かりやすい</strong>です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後はCTR。クリックの数字</h2>



<p>3つ目はCTRです。</p>



<p>これはGAというより、<br>広告やSearch Consoleで使う数字です。</p>



<p>Search Consoleの場合は</p>



<p>検索パフォーマンス<br>↓<br>平均CTR</p>



<p>で確認できます。</p>



<p>CTRは</p>



<p><strong>クリック数 ÷ 表示回数</strong></p>



<p>です。</p>



<p>新人にはこう言います。</p>



<p><strong>「見られた中で、どれくらいクリックされたかです。」</strong></p>



<p>ここまで来ると、新人の頭の中でこう整理されます。</p>



<p>PV<br>→ 人が来ている</p>



<p>CTR<br>→ クリックされている</p>



<p>CVR<br>→ 成果が出ている</p>



<p>つまり</p>



<p><strong>人 → クリック → 成果</strong></p>



<p>サイトの流れが見えるようになります。</p>



<p>これが理解できると、GAの画面は急に読みやすくなります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今日からどうする？未来の自分を助ける準備</h2>



<p>最後に、先輩の小さな準備です。</p>



<p>新人教育を完璧にする必要はありません。<br>でも、<strong>1つだけ準備しておくと楽になります。</strong></p>



<p>それは、<strong>新人用のGAメモ</strong>です。</p>



<p>例えばこんな感じです。</p>



<pre class="wp-block-preformatted">GA 最初の3つPV<br>ページが見られた回数CVR<br>来た人のうち成果につながった割合CTR<br>表示された中でクリックされた割合</pre>



<p>さらに場所も書きます。</p>



<pre class="wp-block-preformatted">PV<br>レポート → エンゲージメント → ページとスクリーンCVR<br>キーイベント率CTR<br>Search Console / 広告レポート</pre>



<p>これをSlackに置いておくだけで、<br>質問の半分くらいは減ります。</p>



<p>新人が悪いわけでもありません。<br>先輩が悪いわけでもありません。</p>



<p>GAの入口が多いだけです。</p>



<p>だから僕は、最初にこう言います。</p>



<p><strong>「まず3つだけ見てください。」</strong></p>



<p>PV<br>CVR<br>CTR</p>



<p>GAの数字はたくさんあります。<br>でも最初は、この3つで十分です。</p>



<p>4月の現場では、<br>そのくらいの準備がちょうどいい。</p>



<p>来月の自分のSlack通知も、<br>たぶん少し減ります。</p>



<p>まあ、そういう準備です。</p>



<p></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>解析で「約」「大体」を使うときのトリセツ</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/11/handling-approximate-numbers-in-analytics/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[Looker Studio]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<category><![CDATA[報告書]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=1903</guid>

					<description><![CDATA[「約1200人です」「大体2倍ですね」 自分で言っておきながら、心のどこかで引っかかることはありませんか。 Webディレクター、日本語で迷子になりがちです。特に数字のまわり。 解析を日常的にやっていると、数字は「精密機器 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>「約1200人です」<br>「大体2倍ですね」</p>



<p>自分で言っておきながら、心のどこかで引っかかることはありませんか。</p>



<p>Webディレクター、日本語で迷子になりがちです。<br>特に数字のまわり。</p>



<p>解析を日常的にやっていると、数字は「精密機器」みたいな顔をしています。<br>小数点第二位まで並んでいると、なんだかそれだけで正確そうです。</p>



<p>でも、実務ではつい言ってしまう。<br>「約」とか「大体」とか。</p>



<p>本当にそれ、許されるのか。<br>今日はその話をします。</p>



<p>曖昧語を使うな、という説教ではありません。<br>使うなら、覚悟を持とうという話です。</p>



<p>ちょっと笑えて、でも明日から使い方を変えられる。<br>そんな整理をしていきます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「約1200人」って、どこまで丸めてますか</h2>



<p>あるあるからいきます。</p>



<p>GA4のレポートを見ながら。<br>「先月のユーザーは約1200人ですね」と言う。</p>



<p>実際の数字は、1187人。<br>もしくは1213人。</p>



<p>あなたはどちらでしょうか。</p>



<p>1187を1200と言ったなら、四捨五入です。<br>1213を1200と言ったなら、切り捨てです。<br>どちらも「約」ですが、ニュアンスは違います。</p>



<p>さらに言えば、GA4で見ているそのユーザー数。<br>日付範囲は何ですか。<br>絶対日付ですか。<br>過去28日ですか。<br>比較期間はONですか。</p>



<p>「レポート」→「集客」→「ユーザー獲得」。<br>右上の日付を「絶対日付」に設定して、月初から月末までを指定する。<br>そのうえでスコアカードを確認する。</p>



<p>ここまでやっているなら、「約1200人」はまだ許容範囲かもしれません。<br>でも、過去28日で見ているのに「先月は約1200人」と言っていたら、話は別です。</p>



<p>曖昧語の前に、前提が曖昧になっていないか。<br>ここを詰めないまま「約」を使うと、後で必ずズレます。</p>



<p>僕は基本的に、会議では実数を言います。<br>「1187人です」と。<br>そのうえで、「ざっくり1200人規模です」と補足します。</p>



<p>順番が逆になると、印象が先に立ちます。<br>これが怖い。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「大体2倍」は、本当に2倍か</h2>



<p>「コンバージョンが大体2倍になってますね」</p>



<p>これもよく聞きます。<br>そして僕も言います。</p>



<p>でも、実際の数字はどうでしょうか。<br>例えば、前年同期が52件。<br>今期が101件。</p>



<p>これは1.94倍です。<br>四捨五入すれば2倍。<br>でも、前年比で言うなら+94％です。</p>



<p>Looker Studioでスコアカードを作るとき。<br>「挿入」→「スコアカード」。<br>指標に「キーイベント数」を入れます。<br>日付範囲は絶対日付。<br>比較期間を「前年同期」に設定。<br>スタイルで「比較ラベルを表示」をONにします。</p>



<p>ここに出てくるのは、「+94％」です。<br>これを見ながら「大体2倍」と言う。</p>



<p>間違いではありません。<br>でも、数字を扱う人間として、どこまで丸めるかは意識しておきたい。</p>



<p>2倍と言い切ると、期待値が上がります。<br>次回も「2倍」を求められます。<br>1.94倍を積み上げる難しさは、あまり伝わりません。</p>



<p>僕はこんな言い方をします。<br>「前年比で+94％です。ほぼ2倍ですね」</p>



<p>先に正確な数字。<br>あとから解釈。</p>



<p>これだけで、印象操作をしている感じが消えます。<br>自分の中でも、ちょっと楽になります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">なぜ引っかかるのか</h2>



<p>ここが本題です。</p>



<p>なぜ、解析をやっている人は「約」「大体」に敏感なのか。</p>



<p>理由はシンプルで、数字は文脈で意味が変わるからです。</p>



<p>「約1200人」と言われたとき。<br>1000人規模のサイトと、10万人規模のサイトでは重みが違います。<br>誤差の割合も違います。</p>



<p>100人単位の丸めは、前者では大きい。<br>後者では誤差です。</p>



<p>つまり、「約」は絶対値ではなく、比率で考えないといけない。<br>でも、言葉はそこまで面倒を見てくれません。</p>



<p>さらに厄介なのが、話し言葉です。<br>MTGではテンポが優先されます。<br>「1187人です」と毎回言っていると、細かい人に見えるかもしれません。</p>



<p>でも、資料ではどうでしょうか。<br>レポートに「約1200人」と書くのか。<br>「1,187人」と書くのか。</p>



<p>ここを揃えていないと、チーム内で解釈がズレます。</p>



<p>僕が一番嫌なのは、「大体」と言った数字が、そのまま資料にコピペされることです。<br>口頭のざっくりが、公式見解になる。<br>これが一番怖い。</p>



<h2 class="wp-block-heading">学問上はどうなのか</h2>



<p>少し整理します。</p>



<p>「約」は、おおよその数量を示す副詞です。<br>誤差を含む前提の言葉です。<br>ただし、その誤差幅は明示されません。</p>



<p>統計の世界では、誤差には区間があります。<br>信頼区間や標準誤差。<br>本来は「約」ではなく、「95％信頼区間で○○〜○○」と表現するのが正確です。</p>



<p>でも、実務でそこまで言うか。<br>ほとんどの場合、言いません。</p>



<p>だからこそ、「約」は便利です。<br>便利だからこそ、乱用されます。</p>



<p>「大体2倍」も同じです。<br>数学的には1.5倍も2.4倍も“約2倍”と言えてしまう。<br>でも、実務上は意味が違います。</p>



<p>学問的に完全な表現を求める必要はありません。<br>ただ、自分がどれくらい丸めているかは把握しておくべきです。</p>



<p>丸め幅を意識している「約」と、なんとなくの「約」は、同じ言葉でも中身が違います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">実務ではどう扱うか</h2>



<p>ここからは現場の話です。</p>



<p>僕のルールはシンプルです。</p>



<p>資料では実数。<br>会話では実数＋解釈。</p>



<p>例えばレポート。<br>Looker Studioのテーブルでは、「1,187」とそのまま表示します。<br>前年比の計算フィールドも入れます。<br>「(今期 &#8211; 前年同期) / 前年同期」で作ったフィールドをパーセント表示にします。<br>小数点は1桁まで。</p>



<p>スコアカードでは、差分も実数表示。<br>パーセントだけにしない。<br>ここが意外と大事です。</p>



<p>会議ではこう言います。<br>「ユーザーは1,187人です。ざっくり1200人規模ですね」<br>「前年比+94％です。ほぼ2倍です」</p>



<p>“ざっくり”は補助輪です。<br>本体ではありません。</p>



<p>もう一つ。<br>丸めるなら、丸め方を統一します。</p>



<p>100人単位で丸める。<br>小数点1桁で四捨五入する。<br>パーセントは整数にする。</p>



<p>チームでルールを決めるだけで、迷子は減ります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今日からどうする？</h2>



<p>最後に、すぐ使える一手です。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li>口頭では「実数→解釈」の順で話す。</li>



<li>資料では実数を必ず残す。</li>



<li>丸め幅をチームで決める。</li>



<li>比較期間を明示する。</li>
</ol>



<p>GA4なら、右上の日付をクリック。<br>「絶対日付」を選ぶ。<br>比較をON。<br>「前年同期」を選択。</p>



<p>Looker Studioなら、日付範囲コントロールを追加。<br>自動にしない。<br>スコアカードの比較ラベルを表示。<br>パーセントと実数の両方を出す。</p>



<p>これだけで、「約」「大体」は怖くなくなります。</p>



<p>曖昧語をゼロにする必要はありません。<br>でも、無自覚に使うのはやめる。</p>



<p>Webディレクターって、だいたいこんな感じです。<br>数字の世界にいるのに、日本語で迷子になる。<br>でも、その迷子を放置しない。</p>



<p>だから僕は今日も言います。<br>「1,187人です。ざっくり1200人規模ですね」</p>



<p>まあ、そのくらいがちょうどいいです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>“なんとなく”を、そのままにできない</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/07/cannot-ignore-vague-data/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 07 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[Webディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=1876</guid>

					<description><![CDATA[Webディレクターって、だいたいこんな感じです。 「なんとなくこう思うんだよね」と言われると、笑顔のまま止まります。止まってしまうというより、止めてしまうに近いかもしれません。 ケンカをしたいわけではありません。場を荒ら [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>Webディレクターって、だいたいこんな感じです。</p>



<p>「なんとなくこう思うんだよね」と言われると、笑顔のまま止まります。<br>止まってしまうというより、止めてしまうに近いかもしれません。</p>



<p>ケンカをしたいわけではありません。<br>場を荒らすつもりもないです。<br>でも、ふんわりした指示をそのまま受け取ると、あとで確実にどこかで事故ると知っているので、つい詰めてしまいます。</p>



<p>それって、いつの期間の話ですか。<br>母数はどれくらいですか。<br>前回と比較していますか。<br>その「多い」は何に対してですか。</p>



<p>理屈っぽいと言われることもあります。<br>でも僕にとっては、防御反応みたいなものです。<br>数字を扱う仕事をしていると、「なんとなく」はだいたいトラブルの予告編だからです。</p>



<p>今日はそんな話です。<br>データを業務で扱っている人が、なぜ“なんとなく”をそのままにできないのか。<br>そして、それを現場でどう扱っているのか。</p>



<p>読んで「あるある」と笑ってもらえたら嬉しいです。<br>ついでに、明日から使える一手も持って帰ってください。</p>







<h2 class="wp-block-heading">「なんか最近、伸びてない気がする」</h2>



<p>Webの現場でよくある一言です。</p>



<p>「最近、伸びてない気がするんですよね」</p>



<p>この“気がする”。<br>これが出た瞬間、僕の頭の中では自動的にチェックリストが起動します。</p>



<p>最近っていつから。<br>伸びてないって何が。<br>セッション。<br>ユーザー。<br>コンバージョン。<br>それとも滞在時間。<br>比較対象は前月。<br>前年同期。<br>それとも直近7日。</p>



<p>気持ちは分かります。<br>ダッシュボードを眺めていて、なんとなく右肩下がりに見えることはあります。<br>でも、グラフの印象は簡単に裏切ります。</p>



<p>たとえばGA4で確認するとき。<br>「レポート」から「集客」→「トラフィック獲得」を開きます。<br>右上の日付をクリックして、期間を「過去28日」に設定します。<br>そのままだと“感覚”で終わるので、必ず「比較」にチェックを入れます。<br>比較対象は「前の期間」ではなく「前年同期」にすることが多いです。<br>季節性があるサイトなら特にです。</p>



<p>スコアカードを使う場合は、Looker Studioで「挿入」→「スコアカード」を選びます。<br>日付範囲を「自動」にせず、「絶対日付」に固定します。<br>そして「比較期間」をONにして、「前年同期」を選択します。<br>スタイルで「比較ラベルを表示」にチェックを入れます。<br>差分がパーセントだけでなく実数も見えるようにしておくと、印象に引きずられにくくなります。</p>



<p>これをやるだけで、「なんか減ってる」は「前年同期比−3.2％、ただしCVRは+0.4pt」に変わります。<br>話の質が変わります。</p>



<p>“気がする”を否定したいわけではありません。<br>ただ、そのまま走るのは怖い。<br>だから僕は、いったん数字に変換します。</p>



<p>それだけです。<br>ちょっと面倒ですが、後で揉めるよりはずっと楽です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「もうちょっと良くならない？」</h2>



<p>これもよくある言葉です。</p>



<p>「このページ、もうちょっと良くならない？」</p>



<p>ふんわりしています。<br>でも、悪意はありません。<br>クライアントもチームも、ただ前向きに言っているだけです。</p>



<p>ただ、僕の中では警報が鳴ります。<br>“良い”って何ですか。</p>



<p>CVRを上げたいのか。<br>離脱率を下げたいのか。<br>スクロール率を伸ばしたいのか。<br>それともブランドの印象の話なのか。</p>



<p>ここを曖昧にしたまま改善に入ると、改善したのに評価されない、という事態が起きます。<br>怖いのはそこです。</p>



<p>だから僕は、やんわり詰めます。</p>



<p>「改善のゴールって、CVRですか。それとも直帰率ですか？」<br>「現状の数値、共有してもらってもいいですか？」<br>「どの期間を基準にしますか？」</p>



<p>空気を壊さないように、でも逃がさないように。<br>このバランスは毎回ちょっとした綱渡りです。</p>



<p>具体的には、GA4の<strong>「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」</strong>で対象ページを絞ります。<br><strong>右上の日付を絶対日付で指定</strong>します。<br><strong>キーイベント数とイベント率を指標に追加</strong>します。<br>列のカスタマイズで<strong>「イベント率」をONにする</strong>のを忘れない。<br>ここを見ずに“良さそう”で判断すると、後で必ず揉めます。</p>



<p>Looker Studioなら、<strong>ページ別テーブルに「セッション」「キーイベント数」「キーイベント率」「平均エンゲージメント時間」</strong>を入れます。<br><strong>フィルタで対象ページを指定</strong>します。<br>必要なら「<strong>ブレンドデータ</strong>」で広告流入だけに絞ります。<br><strong>比較期間は前年同期</strong>。<br>前年比の計算フィールドも作っておくと便利です。<br>計算式は「<strong>(今期 &#8211; 前年同期) / 前年同期</strong>」です。</p>



<p>こうして初めて、「良い」の定義が揃います。<br>定義が揃うと、議論がケンカになりません。<br>感情ではなく、差分の話になります。</p>



<p>“なんとなく良くしたい”は悪くないです。<br>でも、定義しないと消耗します。<br>僕は消耗したくないだけです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「それ、感覚ですよね？」</h2>



<p>これは自分にも向けています。</p>



<p>データを扱う人は、他人の“なんとなく”を疑います。<br>でも、自分の“なんとなく”も同じくらい危ない。</p>



<p>グラフを見て「これは広告のせいだな」と思ったとき。<br>本当にそうか。<br>タグ抜けてないか。<br>流入元の定義は変わっていないか。<br>直前でキャンペーンが終わっていないか。</p>



<p>GA4では<strong>「集客」→「トラフィック獲得」</strong>で、デフォルトチャネルグループを確認します。<br>期間を前年同期にします。<br>さらに<strong>「セカンダリディメンション」で「キャンペーン」を追加</strong>します。<br><strong>キャンペーン終了日とトラフィックの落ち方が一致しているかを見る</strong>。<br>一致していなければ、仮説は一度保留です。</p>



<p><strong>Looker Studio</strong>なら、<strong>広告データとGA4データをブレンド</strong>します。<br><strong>キーは日付とキャンペーン名</strong>です。<br>ここがズレていると、すべてが崩れます。<br><strong>「結合の種類」は左外部結合にする</strong>ことが多いです。<br>広告データがあってGAがない日は、そのまま可視化したいからです。</p>



<p>僕は数字を信じています。<br>でも、数字は嘘をつきませんが、設定は平気でミスります。<br>だから“なんとなく”と同じくらい、“設定ミス”を疑います。</p>



<p>理系っぽいと言われます。<br>でも実際は、ただ怖がりなだけです。<br>曖昧なまま進むのが怖い。<br>検証しないまま確信を持つのが怖い。</p>



<p>だから一回止めます。<br>止めて、確かめます。</p>



<p>面倒ですが、それで大体のトラブルは減ります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">“なんとなく”を言語化するテンプレ</h2>



<p>ここまで読んで、「いや、毎回そんなに詰められないよ」と思った人もいるはずです。<br>分かります。<br>全部を深掘りしていたら仕事が終わりません。</p>



<p>なので、僕がよく使うテンプレを置いておきます。<br>コピペで使えます。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li>「その“最近”は、どの期間を指していますか？」</li>



<li>「比較対象は前月ですか、前年同期ですか？」</li>



<li>「ゴールはどの指標で判断しますか？」</li>



<li>「現状の数値を共有いただけますか？」</li>



<li>「改善後の目標値はありますか？」</li>
</ol>



<p>この5つだけでも、かなり空気が変わります。<br>攻撃的にならずに、曖昧さを解体できます。</p>



<p>どうしてもふんわりしたまま進みそうなときは、先に数字を出してしまいます。<br>「前年同期比で−2.1％ですが、CVRは横ばいです。ここを優先しますか？」と提示します。<br>選択肢を出すと、議論は前に進みます。</p>



<p>“なんとなく”は敵ではありません。<br>ただ、放置するとコストがかかるだけです。</p>



<p>Webディレクターって、だいたいこんな感じです。<br>ふんわりした言葉を、そのまま飲み込めない。<br>詰めたいわけじゃない。<br>でも、詰めないと後で自分が苦しくなると知っている。</p>



<p>だから僕は、今日も比較期間をONにします。<br>絶対日付にします。<br>前年比を出します。</p>



<p>まあ、そういうものです。<br>これで少しだけ、現場は楽になります。</p>



<p></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>数字、あとでまとめようとしていませんか？</title>
		<link>https://sherry-works.com/field-note/2026/03/03/draft-report-before-year-end/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[高橋 颯人]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 03 Mar 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FIELD NOTE]]></category>
		<category><![CDATA[GA4]]></category>
		<category><![CDATA[SEOディレクション]]></category>
		<category><![CDATA[進行管理]]></category>
		<category><![CDATA[あるある]]></category>
		<category><![CDATA[年度末進行]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://sherry-works.com/field-note/?p=1823</guid>

					<description><![CDATA[年度末進行って、だいたいここで詰まります。「あとでちゃんとまとめよう」と思って、数字を溜め始めるところ。 まだ3月じゃないし。今は施策を回すほうが優先だし。どうせ最後に通期で整理するし。 そう思っているうちに、気づけば3 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>年度末進行って、だいたいここで詰まります。<br>「あとでちゃんとまとめよう」と思って、数字を溜め始めるところ。</p>



<p>まだ3月じゃないし。<br>今は施策を回すほうが優先だし。<br>どうせ最後に通期で整理するし。</p>



<p>そう思っているうちに、気づけば3月中旬。<br>資料は真っ白。<br>でも数字は1年分ある。<br>そして自分は、どこから手をつけていいか分からない。</p>



<p>年度末の“詰まり”って、分析力の問題じゃないんです。<br>だいたい、「仮出し」していないことが原因です。</p>



<p>今日は、その話をします。<br>面白い現場あるあるのつもりで読んでください。</p>







<h2 class="wp-block-heading">年度末、だいたいここで詰まる</h2>



<p>年度末が近づくと、急に聞かれるようになります。</p>



<p>今年どうだった？<br>どこが伸びた？<br>来期どうする？</p>



<p>このとき怖いのは、数字が足りないことではありません。<br>“まとめたことがない”ことです。</p>



<p>GA4を開けば、数字はある。<br>Looker Studioにもデータは流れている。<br>でも、通期で一度も並べていない。</p>



<p>月次では見ている。<br>直近施策では見ている。<br>でも、通期で俯瞰したことがない。</p>



<p>だから3月に入った瞬間、全部を一気にやろうとする。<br>これが詰まりの正体です。</p>



<p>僕もやりました。<br>2月までは「まだ大丈夫」。<br>3月に入って「え、1年分？」と青ざめる。</p>



<p>数字は嘘をついていません。<br>でも、まとめていない数字は、語れない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">仮出しレポートを作ると、空気が変わる</h2>



<p>年度末に慌てないためにやることは、難しくありません。<br>“仮出し”をするだけです。</p>



<p>完成版を作らなくていい。<br>きれいな資料もいらない。<br>通期の数字を、一度並べる。</p>



<p>GA4なら、<strong>探索レポート</strong>で十分です。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p>右上の日付を4月1日から今日までに設定します。<br>比較は前年同期間。<br>ディメンションに「月」。<br>指標は「アクティブユーザー」「セッション」「キーイベント数（旧：コンバージョン）<sup data-fn="4c04b16b-412d-4036-8e28-e5ce9d6e1410" class="fn"><a href="#4c04b16b-412d-4036-8e28-e5ce9d6e1410" id="4c04b16b-412d-4036-8e28-e5ce9d6e1410-link">1</a></sup>」「エンゲージメント率」。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="275" height="342" src="https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-2.png" alt="" class="wp-image-1824" srcset="https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-2.png 275w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-2-241x300.png 241w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-2-172x214.png 172w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-2-127x158.png 127w" sizes="(max-width: 275px) 100vw, 275px" /></figure>
</blockquote>



<p>月単位で1年分を並べる。<br>それだけでいい。</p>



<p>まだ3月じゃなくてもいい。<br>途中経過でいい。</p>



<p>これを1月末か2月頭に一度やっておくと、3月の心理的負担がまるで違います。</p>



<p>「あ、だいたいこういう動きだったな」</p>



<p>この感覚があるかどうかで、年度末の会議の余裕が変わる。</p>



<p>仮出しは、完成度を上げるためのものではありません。<br>全体像を一度掴むためのものです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">Looker Studioで“未完成のまま出す”</h2>



<p>Looker Studioでも同じです。</p>



<p><strong>年度末用のページを1枚だけ</strong>作ります。<br>タイトルは「通期仮出し」。</p>



<p>日付範囲は4月1日から今日まで。<br>比較は前年同期間。<br></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="233" height="714" src="https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-4.png" alt="" class="wp-image-1826" srcset="https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-4.png 233w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-4-98x300.png 98w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-4-70x214.png 70w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-4-52x158.png 52w" sizes="(max-width: 233px) 100vw, 233px" /></figure>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p>スコアカードに、<br>・アクティブユーザー<br>・セッション<br>・キーイベント数</p>



<p>その下に、月単位の折れ線グラフ。<br>さらに、デフォルトチャネルグループ別のテーブル。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="227" height="577" src="https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-5.png" alt="" class="wp-image-1827" srcset="https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-5.png 227w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-5-118x300.png 118w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-5-84x214.png 84w, https://sherry-works.com/blog/wp-content/uploads/2026/02/image-5-62x158.png 62w" sizes="(max-width: 227px) 100vw, 227px" /></figure>
</blockquote>



<p><strong>ここで重要なのは、デザインを頑張らないこと</strong>。<br>未完成でいい。</p>



<p>「とりあえず全体を見た」状態を作ることが目的です。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p>前年比差分を出すなら、計算フィールドでこう入れます。</p>



<p>前年差<br>アクティブユーザー &#8211; 前年のアクティブユーザー</p>



<p>前年比率<br>(アクティブユーザー &#8211; 前年のアクティブユーザー) / 前年のアクティブユーザー</p>
</blockquote>



<p>完璧でなくていい。<br>数字が並んでいるだけでいい。</p>



<p>これを2月中に一度出しておく。<br>それだけで、3月は“整理”に集中できます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「あとでやる」は、だいたい積み上がる</h2>



<p>年度末進行でよくある言葉があります。</p>



<p>あとでまとめよう。<br>落ち着いたら整理しよう。<br>3月に入ったらちゃんとやろう。</p>



<p>これ、だいたい積み上がります。</p>



<p>レポートも、資料も、メモも、施策ログも。<br>全部が“あとで”待ちになる。</p>



<p>でも仮出しをしておくと、積み上がらない。</p>



<p>1年分を一度見ているから、<br>「あ、ここ伸びたな」<br>「あ、ここ落ちたな」<br>という感覚がすでにある。</p>



<p>3月にやるのは、新規作業ではなく、精度を上げる作業になる。</p>



<p>この差は大きい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">コラム｜仮出しをやらずに詰まった話</h2>



<p>昔、年度末にレポートを一気にまとめようとして、完全に止まったことがあります。</p>



<p>GA4にはデータがある。<br>Looker Studioにもグラフはある。<br>でも通期で並べたことがない。</p>



<p>月次で見ていたはずなのに、通期で見ると全然印象が違う。<br>チャネル別に並べると、思っていたほど伸びていない。<br>ページ単位で見ると、意外なところが伸びている。</p>



<p>頭の中の記憶と、実際の数字が噛み合わない。</p>



<p>そこから整理を始めると、時間がかかる。<br>しかも精神的にきつい。</p>



<p>それ以来、仮出しを習慣にしました。</p>



<p>2月のどこかで、通期を一度並べる。<br>まだ途中でもいい。<br>完成していなくてもいい。</p>



<p>そのおかげで、年度末の会議で詰まることはほぼなくなりました。</p>



<p>仮出しは、分析ではありません。<br>準備です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今すぐできる一手</h2>



<p>もし今、まだ仮出しをしていないなら、今日やることは一つです。</p>



<p><strong>GA4を開いて、通期で月別に並べる。<br>Looker Studioで、仮ページを1枚作る。</strong></p>



<p>30分で終わります。</p>



<p>完璧にしなくていい。<br>体裁も整えなくていい。</p>



<p>数字を“あとでまとめるもの”から、“一度見たもの”に変える。</p>



<p>年度末進行は、だいたいここで詰まります。<br>だからこそ、ここで一手。</p>



<p>仮出し、やってみてください。</p>


<ol class="wp-block-footnotes"><li id="4c04b16b-412d-4036-8e28-e5ce9d6e1410">※環境によっては「キーイベント数」と表示されます <a href="#4c04b16b-412d-4036-8e28-e5ce9d6e1410-link" aria-label="脚注参照1にジャンプ"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/21a9.png" alt="↩" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />︎</a></li></ol>


<p></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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	</channel>
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