たぶん、好奇心が止まらないだけ
Webの仕事をしている人って、結局だいたい好奇心でできていると思っています。
論理とか、戦略とか、数字とか、もちろん大事です。
でもその前に、「なんでこうなってるんだろう?」が止まらない人が多い。
僕もそうです。
検索結果を見ると、純粋に調べ物をする前に、つい導線を追ってしまう。
このページはどこで引き込んでいるんだろう。
どこで信頼を作っているんだろう。
どこで申し込みさせようとしているんだろう。
別に仕事中じゃなくてもやります。
休日でもやります。
完全に職業病です。
でもこれ、悪い癖というより、原動力なんじゃないかと思っています。
今日はそんな話です。
Webの仕事って楽しそう、がちゃんと残る話にします。
クリックの先が気になって仕方ない
検索結果を開いた瞬間、僕の頭の中ではちょっとしたゲームが始まります。
まず広告を見ます。
どんなワードで引っ張っているか。
価格を出しているか、出していないか。
今すぐ感を出しているか、安心感を出しているか。
次に自然検索を見る。
1位と2位のタイトルの違い。
数字を使っているか。
ベネフィット寄りか、網羅寄りか。
そしてクリックします。
読者としてではなく、半分設計者として。
ファーストビューはどうなっているか。
共感から入っているか、結論から入っているか。
CTAはどこに置いてあるか。
気づくと、ページを読むよりも“流れ”を見ています。
この人はどういう順番で安心させているんだろう。
どこで離脱を防いでいるんだろう。
これ、別に義務ではないです。
勝手にやっているだけ。
でも正直、楽しい。
「うわ、この導線うまいな」と思うとテンションが上がる。
逆に、「惜しい、ここで説明が足りない」と思うと、勝手に改善案が浮かぶ。
Webの仕事をしている人は、だいたいこの“追いかけ癖”があります。
クリックの先が気になって仕方ない。
数字の裏側を想像するのが好き
導線を追うと、自然と数字の裏側を想像します。
このCTA、CVRどれくらいだろう。
この比較表、滞在時間伸びてるだろうな。
この順番、検索意図とちゃんと噛み合ってるな。
もちろん正解は分かりません。
内部データは見えない。
でも、仮説を立てるのが楽しい。
このキーワードは今どのフェーズだろう。
情報収集か、比較か、購入直前か。
それに合わせてページの“温度”を調整している感じが見えると、テンションが上がります。
SEOも同じです。
順位がどう動くかより、「なぜその順位にいるのか」を考えるほうが楽しい。
競合が強いのか。
検索意図がまだ固まっていないのか。
ドメインの評価が効いているのか。
分解して、仮説を立てて、また分解する。
これを延々やっている。
傍から見ると地味かもしれない。
でも中ではずっとワクワクしています。
日常生活でも導線を追ってしまう
この癖、仕事だけにとどまりません。
アプリをダウンロードします。
初回起動の画面を見る。
チュートリアルの順番を見る。
「ここで離脱させない設計だな」と思う。
スーパーに行きます。
入口に季節商品。
奥に特売。
レジ前に小物。
「回遊設計うまいな」と思う。
レストランのメニューを見る。
最初におすすめ。
次にセット。
最後に単品。
「単価上げに来てるな」と思う。
もう完全に導線ハンターです。
でもこれって、意地悪な視点じゃないと思っています。
むしろ、「どうやって人を迷わせずに目的まで連れていくか」に興味があるだけ。
Webの仕事をしている人って、たぶん人の行動に興味があるんです。
どうやって選ぶんだろう。
どこで安心するんだろう。
どこで迷うんだろう。
好奇心の対象が、ちょっとだけマニアックなだけ。
誤解されがちだけど、別に冷めていない
たまに言われます。
「全部分析しちゃって楽しめなさそう」と。
いや、全然そんなことない。
ちゃんとクリックします。
ちゃんと買います。
ちゃんと課金します。
ただ、その裏で「うまいな」とか「ここは改善できそう」とか思っているだけ。
冷めているわけではなく、二重で楽しんでいる感じです。
表面はユーザーとして楽しむ。
裏側では設計として楽しむ。
これは損ではないと思っています。
むしろお得です。
一つのページで二回楽しめる。
しかも、その好奇心がそのまま仕事に返ってくる。
「この流れ、今度の企画に使えそうだな」とか、「この構成、検索意図にハマってるな」とか。
遊びと仕事の境界が、ちょっとだけ曖昧になる。
これが嫌じゃない人が、Webの仕事に向いているんだと思います。
結局、原動力は“なんで?”
僕がこの仕事を続けている理由を一つ挙げるなら、「なんで?」が尽きないからです。
なんでこのタイトルはクリックされるんだろう。
なんでこのページは読まれるんだろう。
なんでこの導線は自然なんだろう。
答えは一つじゃありません。
だから飽きない。
SEOも、LPOも、コンテンツ設計も、全部「なんで?」の連続です。
仮説を立てて、検証して、また考える。
うまくいっても、次はどうだろうと考える。
好奇心が止まらない。
検索結果を見ると、つい導線を追ってしまう。
これは仕事の癖でもありますが、同時に楽しみ方でもあります。
Webの仕事って、数字だけの世界じゃない。
人の行動を想像して、流れを組み立てて、少しずつ磨いていく仕事です。
もしこれを読んで、「ちょっと面白そう」と思ったなら、たぶん向いています。
だいたい、Webの仕事をしている人は好奇心でできている。
僕もその一人です。

300300-150x150.png)



