Webディレクター、あえて「わかったふり」をやめてみる

検索意図を「わかったふり」して書いた記事、1年経ってもPVゼロ説

「検索ボリュームもあります。」
「競合もそこまで強くないです。」
「タイトルもそれっぽく作りました。」

なのに、1年経ってもPVが1年経ってもPVがほぼゼロ。
これ、笑えないくらい普通に起きます。

俺もやった。

「これはいけるでしょ」で出した記事が、半年後に見ても誰にも読まれていない。

Analyticsを開いて、「いや、さすがにもうちょい…」ってスクロールするやつ。

現実は、きれいなゼロ。

原因はほぼ一つです。

検索意図を”わかったふり”している。

「検索意図=キーワード」だと思っていた

若手のころ、シンプルにこう思ってた。

検索意図=キーワード。

例えば、

「Webディレクター 年収」

このキーワードなら、

・平均年収
・年代別
・会社別

これを書けばいい、と。

間違ってはいない。でも、足りない。

実際に書くとこうなる。

「Webディレクターの平均年収は〜です。」
「20代では〜、30代では〜」

それっぽい。ちゃんとしてる。でも読まれない。

なぜか。

読者が知りたいのはそこじゃないから。

本当はこう思ってる。

「このまま続けていいのか知りたい。」
「転職したら上がるのか知りたい。」
「自分、低いのかどうか知りたい。」

でも記事は「平均は〇〇万円です。」で終わる。

そりゃ刺さらない。

検索意図の定義、ちゃんと切っておく

SEOでよく出てくる言葉。

検索意図(Search Intent)
→ユーザーがそのキーワードで検索した”本当の目的”

ここ、誤解されがちです。

「検索意図=キーワードの意味」

ではない。

検索意図=その人の状況と目的がセットになったもの

です。

同じ「Webディレクター 年収」でも、

・転職したい人
・今の会社で悩んでる人
・なんとなく気になった人

全然違う。

キーワードだけ見てると外す。これが”わかったふり”の正体です。

わかったふりの正体

「検索意図、考えてます。」

って言ってるとき、だいたいこれをやってる。

・関連キーワードを見る
・上位記事をざっと読む
・それっぽく構成を作る

で、満足する。

全部悪くない。ただ、それだけだと浅い。

なぜか。

読者がどれくらい切羽詰まってるかを見ていないから。

・今すぐ知りたいのか
・なんとなく知りたいのか
・かなり悩んでいるのか

ここが抜けると、全部同じ記事になる。そして誰にも刺さらない。

現場でどう見てるか

今、俺はこうやって見ています。

まずキーワードを見る。ここまでは同じ。

そのあと検索結果を開く。上位記事を読む。

ここで終わらない。

コメント欄と、SNSの反応を見ます。

「これわかりにくい」
「結局どうすればいいの?」
「この条件だと違う気がする」

こういう声を拾う。

ここに書くべきポイントがある。上位記事が拾えていない”ズレ”。そこが差になります。

あと、現場の経験を足す。

「実際はこういうパターンが多い」
「現場だとこうなる」

これを入れるだけで、記事の厚みが変わる。

結果で言うと

正直、外すときは外します。

どれだけ考えても読まれない記事はある。

でも、わかったふりで書いた記事はだいたい外す。

逆に、少し考えすぎたくらいの記事は、あとからじわっと伸びることが多い。

これ、現場での体感があります。

今日からどうする

じゃあ何をすればいいか。

シンプルです。

キーワードの”後ろ”を見る。

キーワードを見る
→その人の状況を想像する
→どこで詰まってるか考える

この順番。

あとこれ。

「自分だったら何で検索するか」をもう一段深く考える。

「年収」じゃなくて、

「このままでいいのか」
「転職したら上がるのか」
「自分だけ低いのか」

このレベルまで降りる。ここまでやると、だいぶ外さなくなります。

PVゼロの記事は、だいたい優等生

1年経ってもPVゼロの記事。

だいたいちゃんとしてます。

情報も正しい。構成もきれい。でも、刺さらない。

理由はシンプル。

人を見てないから。

検索意図を”わかったふり”していると、どうしてもこうなる。

だから、今日からこれだけ。

「この人、なんで検索したんだろう?」

これを一回考える。

それだけで、だいぶ変わります。

前の記事 「これ今トレンドです!」って言ったあとで調べたことがある

投稿者

武 流星
武 流星
SEOと企画設計に強いコンテンツディレクター。
“読まれる理由”を構造化し、数字と体験の双方から企画を組み立てるタイプ。
軽快な語り口と鋭い分析で、若手にも人気の指導スタイル。