Slackで。
「これ、ちょっと見てもらっていいですか?」
「このバナー、少し改善できそうですよね」
「一旦ここ、対応お願いできますか?」
こういうのが来たとき。
反射でこう返してないですか。
「やっておきますね!」
しかも、わりと明るく。
スピード感もあるし、前向きだし、場も止まらない。
いい感じです。
……いい感じなんですけど。
数時間後。
「なんでこんなにタスク増えてるんだっけ?」
ってなるやつ。
今日はその話です。
目次
若手のころ、「やっておきます」で場を回していた
「やっておきます!」って便利なんですよね。
とりあえず言えば、場は進む。
相手も安心するし、「ちゃんと動いてくれる人」っぽく見える。
だから、つい言う。
「それもやっておきます。」
「こちらも対応しておきます。」
「一旦こっちで見ておきますね。」
しかも。
ちょっと頼まれたくらいのニュアンスだと、断りづらい。
「いや、それは…」って言うほどでもないし。
「まあ、自分がやれば早いか」って思う。
で、引き取る。
この時点では、まだ軽いんです。
気づいたら、全部自分持ちになっている
問題はここからです。
「やっておきます」を重ねていくと。
全部、自分のタスクになる。
しかも。
どれも“なんとなく引き取ったやつ”。
・どこまでやるか曖昧
・優先順位も曖昧
・締切もふわっとしてる
でも、確実に積み上がっていく。
そしてあるタイミングで気づく。
「これ、普通に無理では?」
でも、もう引き返せない。
自分で「やります」って言ったものだから。
これ、ほんとによくあるやつです。
なんで「やっておきます」って言っちゃうのか
ここ、ちょっとだけ分解してみます。
理由はいくつかあって。
・自分がやれば早いと思ってる
・自分が引き取れば丸く収まると思ってる
・人に頼るのがちょっと怖い
このあたりが混ざってます。
どれも、悪いことじゃないです。
むしろ。
ちゃんとしてる人ほど、これやりがち。
責任感があるから。
ちゃんと回したいから。
止めたくないから。
だから、つい引き取る。
ただ、これを続けていくとその人だけ、だんだん苦しくなる。
「やっておきます」を減らすと、サボってる感じがする問題
ここでちょっとした壁があります。
「じゃあ、やらなきゃいいじゃん」とはならない。
むしろ。
やらないと。
「ちゃんとやってない人」に見えそうで怖い。
これ、すごくわかります。
でも実は。
やっておきますを減らすことと、サボることは違います。
やる・やらないじゃなくて。
“どうやって持つか”の話。
ちょっとだけ順番を変えると、楽になる
ここで意識しているのがこれです。
いきなり引き取らない。
一回だけ、間に挟む。
たとえば。
「このバナー、改善できそうですよね」
→ 「どの方向の改善を優先しますか?」
「これも見てもらっていい?」
→ 「優先順位的に、今の対応より先にやった方がよさそうですか?」
「ちょっと直しておいてもらえる?」
→ 「どのレベルまで詰めたらよさそうですか?」
ほんの一言なんですけど。
これを挟むと。
タスクの形がはっきりする。
そして。
「そこは軽くで大丈夫です」
「優先度低いので後でOKです」
みたいに、相手も整理してくれる。
ここで初めて。
「じゃあやっておきますね」が出てくる。
人に頼るって、そんなに怖いことじゃなかった
もうひとつ。
「自分がやらないとダメだ」って思ってしまうやつ。
これも、よくあります。
でも実際は。
デザイナーの方が早いこともあるし。
エンジニアに聞いた方が正確なこともある。
なのに。
なんとなく自分で抱えてしまう。
これ、ちょっとだけ勇気出して。
「ここ、お願いしてもいいですか?」って言ってみると。
意外と普通に回る。
むしろ、その方が全体が速くなる。
「やっておきます」は、最後に使えばいい
結論です。
「やっておきますね」は、悪くない。
むしろ、いい言葉です。
でも。
最初に言う言葉じゃない。
・やる内容が見えて
・優先順位が決まって
・自分が持つのが一番いいと判断できたとき
そこで使う。
それだけで。
かなり楽になります。
ちょっとだけ、「わかったふり」をやめてみる
「やっておきます!」って。
ちょっとした“わかったふり”なんですよね。
全部理解してる前提で、全部引き取る。
でも、ほんの少しだけ立ち止まって。
一言確認する。一言返す。
それだけで、未来の自分が、ちょっと助かる。
この記事を読んで、「ちょっとやりすぎてたかも」って思ったら。
たぶん、ちょうどいいです。
全部変えなくていい。
でも、次に言うとき、ほんの一回だけ。
その前に一言、挟んでみてください。
たぶん、それだけで、ちょっと楽になります。

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