正月明けって、不思議な区切りがあります。
新しいカレンダーに切り替わっただけなのに、「今年はこうしたいな」って考え始める。
僕にとって2026年は、まさにその年でした。
テーマはシンプルです。
企画を、一人で抱えない。
これ、去年の自分への反省でもあります。
正直に言うと、2025年の前半までは「一人で回せる自分」でいたかった。
企画も構成も、SEO設計も、導線も。
全部分かってる気がしてたし、実際、回せていた案件も多かった。
でも、後半に入ってから、はっきり見えてきたんです。
「回せている」と「強い」は、別物だなって。
数字はそこそこ。
PVも悪くない。
でも、あと一歩届かない。
CVRが伸び切らない。
企画の再現性が安定しない。
ヒットとスベりの振れ幅が大きい。
この原因を掘っていくと、結局いつも同じところに戻ってきました。
企画を、一人で考えていたこと。
去年は「速さ」を優先しすぎていました。
説明するより自分でやったほうが早い。
意見を聞くより決めたほうがブレない。
その判断自体は、間違っていなかったと思います。
ただ、そのやり方には限界がありました。
一人で企画を考えると、どうしても視点が固定されます。
検索意図を読んでいるつもりでも、
自分が理解しやすい層だけを拾ってしまう。
導線を設計しているつもりでも、
「知っている前提」で流れを組んでしまう。
企画の芯は通っているのに、
読者の目線とは微妙にズレている。
そんな企画が、静かに増えていきました。
2026年は、そこを変えたい。
僕が今年伸ばしたいのは、
「企画力」そのものじゃありません。
企画が強くなる関わり方です。
去年、うまくいった案件を振り返ると、共通点がありました。
必ず、誰かと一緒に考えていた。
編集とすり合わせた企画。
デザイナーの違和感を拾った構成。
営業やPMの一言で方向が定まった導線。
最初から完璧な企画なんて、一つもなかった。
でも、途中で何度も視点が足されて、磨かれていった。
そのときの企画は、強かった。
数字にも、はっきり出ていました。
ここで一つ、去年の失敗をちゃんと書いておきます。
あるとき、
「これは勝てる」と確信して作った企画がありました。
検索ボリュームもある。
競合も弱い。
構成も理屈は通っている。
結果、PVは伸びました。
でも、CVRがまったくついてこなかった。
原因を洗い出して気づいたのは、
「読者が行動するまでの流れ」を、
自分の頭の中だけで完結させていたこと。
この企画、誰にも途中で見せていなかったんです。
「あとでまとめて見せればいいや」と思っていた。
今思えば、それが一番のミスでした。
あとからチームで見直すと、
「ここで結論が欲しい」
「この順番、迷う」
「この比較軸、ズレてる」
そんな指摘が次々に出てきた。
全部、自分では見えていなかった視点です。
この経験から、はっきり決めました。
企画は、途中で出す。未完成なうちに出す。
2026年は、これを意識的にやります。
完成度を高めてから共有するのではなく、
仮説の段階で投げる。
構成ラフの時点で聞く。
迷っているポイントを、そのまま出す。
「一人で考え切らない」ことを、
ちゃんと仕組みにする。
ディレクターって、どうしても
「最終的に決める人」になりがちです。
でも、決める前に、考える場を作るのも役割だと思っています。
2026年、僕がどう関わっていきたいか。
企画を独占する人じゃなくて、
企画が行き来するハブでいたい。
SEOの視点を持ちながら、
編集の感覚を借りて、
デザインの流れを取り込んで、
PMの現実ラインで調整する。
その中で、優先度を整理して、
最後に判断する。
全部を背負うんじゃなくて、
全部をつなげる。
これが、今年の武 流星の目標です。
企画を一人で抱えない、というのは、
楽をしたいからじゃありません。
企画の精度を上げたいから。
結果に、ちゃんとつなげたいから。
去年の自分は、
「一人でできる」ことを、ちょっと大事にしすぎました。
今年は、
「一緒に作る」ことを、ちゃんと選びたい。
2026年は、
企画を一人で抱えない一年にします。
そのほうが、
企画は強いし、
仕事は前に進むし、
たぶん、ディレクションも楽しくなる。
そう信じて、今年を始めます。

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