Webの仕事をしている人って、たぶんだいたい好奇心でできています。
性格が理屈っぽいとか、数字が好きとか、分析が得意とか、いろいろ言われますが、根っこにあるのはもっと単純なものだと思っています。
なんでこうなったんだろう。
この数字の裏で何が起きてるんだろう。
それを知りたくなってしまう。
これが止まらない人が、この仕事を続けているだけなんじゃないかと、最近よく思います。
数字が伸びた。
数字が落ちた。
それだけで終わらせられない。
その裏側にある動きを、つい想像してしまう。
今回は、その「知りたくなる」という感覚の話です。
スキルの話ではありません。
テクニックの話でもありません。
Webの仕事が、なんでちょっと楽しいのかという話です。
数字が動くと、つい分解してしまう
例えば、あるページのアクセスが急に伸びたとします。
普通なら「よかったね」で終わるところを、Webの人間はそこで止まりません。
どこから流入してるんだろう。
検索?
SNS?
外部リンク?
広告の影響?
さらに進むと、
検索ならどのキーワードか。
SNSなら誰が拡散したのか。
時間帯はいつか。
デバイスは何か。
気づくと、数字の裏にある行動を想像しています。
この瞬間が、わりと楽しい。
別に犯人探しをしているわけではありません。
誰かを疑っているわけでもない。
ただ、動きが知りたいだけ。
数字は結果です。
でもWebの仕事をしていると、結果だけでは物足りない。
その途中経過の動きが気になる。
「なぜ?」が止まらない
好奇心というと、子どもの性格みたいに聞こえるかもしれません。
でもWebの仕事は、この「なぜ?」がエンジンになっています。
なぜこのページは最後まで読まれないのか。
なぜここで離脱するのか。
なぜこのボタンは押されないのか。
数字を見て、落ち込むより先に、
なんでだろう。
と考えてしまう。
この癖があると、仕事は単調になりません。
毎日似たようなレポートを見ていても、
昨日と今日の微妙な違いに気づく。
そこから仮説が生まれる。
もしかして導線が分かりにくいのか。
もしかしてコピーが刺さっていないのか。
もしかして、そもそもニーズが違うのか。
全部当たるわけではありません。
むしろ外れることのほうが多い。
でも、その考えている時間が面白い。
動きを想像するのが楽しい
数字の裏には、必ず人の動きがあります。
クリックした人。
スクロールした人。
途中で閉じた人。
Webの仕事は、直接会わない相手の動きを想像する仕事です。
ここがちょっと特殊で、ちょっと面白い。
例えば、滞在時間が短いページを見ると、
読みにくかったのか。
求めていた情報が違ったのか。
最初の数行で離脱したのか。
と想像が広がります。
この想像は、空想ではありません。
データと照らし合わせながら、動きを描く。
まるで見えない現場を再現するような感覚があります。
だから、数字はただの数字ではない。
動きの痕跡です。
コラム|「伸びた理由」が知りたくて眠れなかった話
昔、ある記事が予想以上に伸びたことがありました。
正直、狙っていたわけではありません。
いつも通り出した記事でした。
でも翌日、アクセスが急増していた。
嬉しいはずなのに、僕はまず原因を探しました。
どこで拾われたんだろう。
検索順位?
SNS?
外部メディア?
管理画面を何度も更新して、流入元を確認して、時間帯を見て、ユーザーの動きを追いました。
理由が分かったとき、ちょっと安心しました。
同時に、ちょっと悔しくもなりました。
ああ、こういう文脈だったのか。
じゃあ次はどう仕掛けるか。
この一連の流れが、楽しかったんです。
成果が出たことよりも、
動きが見えたことのほうが面白かった。
そのとき、
ああ、自分はたぶん好奇心で仕事してるなと思いました。
Webの仕事は、だいたい好奇心でできている
外から見ると、Webの仕事は数字に追われているように見えるかもしれません。
レポートを書いて、改善して、またレポートを書いて。
効率や成果ばかり求められているように見えるかもしれない。
でも中にいると、
なんで?
どうして?
を繰り返している時間のほうが長い。
うまくいかなくても、
数字の裏にある動きを考えること自体は、わりと楽しい。
だから続く。
だからやめない。
Webの仕事は、ロジックで動いているように見えて、実は好奇心で回っています。
数字の裏にある動きを知りたくなる。
その感覚がある限り、この仕事はたぶん面白い。
まとめ
数字を見ると、その裏側を想像してしまう。
なぜ動いたのか。
どんな人が関わったのか。
どんな流れがあったのか。
それは職業病かもしれません。
でも悪い病気ではない。
Webの仕事は、好奇心でできています。
だからちょっと楽しい。

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